揺らしを使ってみよう・足首

今年4月の研鑽会では、足首の揺らしがテーマになりました。

動画をみてください。
本格コースでは、前面のセトリングでこの足首の揺らしをデモでみてもらいますが、受講生のほとんどが、足首の揺らしは難しいと感じるようです。うまく揺れないのですね。でも、この動画で示したとおり、足首を揺らすときの身体の使い方が問題なのです。前腕の回転を伝えていく、というところがポイントです。また、脇をしぼる、ということも必要です。

動画の中で、スタッフが、どの人の足も重くって、というようなことを言っているのが聞こえますが、腕の筋力だけを使って持ち上げようとすると重いでしょう。腰を落として、腰を上げる力で自然と持ち上げます。そうすると滑らかにすーっと持ち上げることができます。やってみてください。

全般に、受け手の身体を持ち上げるときには、このように下半身の動きを使い、いわゆる腕力を極力使わないようにします。このような身体の使い方の練習が必要なんですね。

動画で行っているような足首の揺らしを使うと、股関節の回転の動きを引き出します。
これが、とてもリラクシングなのです。一度味わってみてほしいものです。

セッションをストロークだけでまとめていくと、平板になりがちですが、ほんの一瞬でもこうした揺らしを入れると、受け手に身体の立体感を感じてもらうことができますし、尚且つ新鮮な感覚をもたらします。また、揺らしは骨格を動かすので深部組織まで刺激が到達しますし、広い範囲に自然な刺激が広がります。

触れ手は、こうした揺らしの動きの中に、受け手の身体の生み出す自然な動きを感じ取ることができます。

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