個人セッションに軸足を移す。


昨夜の満月は、満開の桜と重なって
とても美しかったです。
写真は、ちょうど午後10時過ぎ、大沢温泉山水閣をでたときに
駐車場へとむかう坂道の途中で写したものです。

自分から明確に意図したことではなかったのですが、
去年の後半は、約18年ぶりに一人でスペースを占有し
個人セッションに取り組むことになりました。
花巻市内の山水閣内のサロン、リラクセーション水心と
町中のゆったりサロン絆、2つのスペースを占有しているのは
我ながら、贅沢なもんです。

東京に事務所を構えて個人セッションを行い始めたのが1997年(たぶん)、
早稲田に自前のスペースを移したのが、1999年(現、テイクイットイージーさん)、
その年のエサレンボディワーク資格コースの卒業生から、
委託サロンスタッフや、事務スタッフに何人か入ってもらいましたし、
2007年に東京から本拠地を移した際もすでに花巻には
サロンスタッフには入ってもらっていました。
よって、去年9月末にサロンスタッフが花巻を離れるまで
常に、サロンスタッフとともに
セッションスペースを維持してきたことになります。
指折り数えてみると、18年にもなりました。
(びっくり)

これに関しては、私なりのこだわりがいくつかありました。

ひとつは、セッションスペースの密室性を懸念していました。
個人セッションというものが、クライアントのプライバシーにかかわるものであれば
そこには守秘義務というものが発生し、ある意味での密室性が要求されます。
しかし、クライアントの人権、同様にセラピストの人権が
健全に維持されるには、「完全密室」ではどちらにとっても
安全といえる環境ではないのでは?
という考えがあったのです。

私が、東京で個人セッションを始めたときは、
間借りでしたけど、南新宿にある大きなマンションの一室で、
いわば、大都会の真ん中で初めて出会う見知らぬ人と2人きり、
という環境だったんですね。
いらしてくださる方には、そこで一糸まとわぬ姿になってもらわねば
ならないわけですから、今思うと
大変なリスクを負っていただいていた、とちょっとどきどきします。

いずれ、セラピストは、個人セッションに際して自分が負うリスクはもちろんのこと、
クライアントが負うことになるリスクについて、熟知している必要があると思います。

そのうえで初めて個人セッションというものが成り立つ、と思います。
プロフェッショルとして、個人セッションを行うということは
その認識がきちんとあるかどうか、ということが必須、だと思います。
技だけできても、プロとはいえない、のだと思います。

こういったことは、倫理、ということになるかと思うのですが、
協会を設立して、倫理綱領をきちんと定めて
大学の先生方に倫理委員会を組織していただきましたから、
私は、十数年かけて、そこの懸念をクリアした、ということになります。

かなり、しつこい性格です。

そうしてみると、
いままで、しつこく、セッションスペースを共有してきた意味合いというのは
薄れました、というか、それをいま実感しています。

私がセッションスペースを自分だけが占有しないで
常にサロンスタッフを置いて「共有」してきた背景には、
そういったこともあったなと、思うわけです。

がしかし、サロンスタッフにとっては「共有」という感覚ではないのだろうな
とも思います。
麻莉さんの下で働いている、みたいな感じでしょうか?

ま、いつでもそういうギャップはあるんでしょう。

いろんなタイミングが、図らずもズレてしまい、
意図せず、一人仕事になってしまってますが、
あれっ?これでいいや、みたいなことになっているって話でございました。

協会が動き出して、教えるという仕事を共有化する道筋を
とりあえずはつけることができた今、
残りの時間をもっと、個人セッションに費やそうと思うのです。

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