寄りかかれてる?

 <2012年12月14日配信のメルマガより>
 「エサレン*アプローチへの一つの明確な答え」
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さて、今日は、「寄りかかり」について考えてみようかと思います。

ロングストロークのとき、充分、寄りかかれていますか?

というか、寄りかかり感は充分にありますか?

「寄りかかり」という触れ手にとっての身体感覚は、

ロングストロークから、ディテールにいたるまで、

セッションの中での触れるという行為すべてに、

探して欲しい基本的な内的感覚なんですね。

そこらへんが、ただ、充分な圧をかけるために寄りかかるのだ、

という理解だとちょっと”心で触れる”から

離れてしまうのでは、と思います。

寄りかかる ということは、心理的な側面から解説すると

自分のからだをすべて相手に預ける、

ということなんです。

触れ手というのは、行為者ですから、

常に、ああやってやろう、こうやってやろう、と

考えてしまうものです。そうすると、


「寄りかかり切る」


ということはなかなか出来難いことであるのは明白です。

そこを、寄りかかり切るのかどうか、というところが

エサレンアプローチの醍醐味だと私は考えています。

自分をすべて、受け手のからだに預けたときにだけ返ってくる、

受け手からのからだの反応を捉えていくとき、
(受け取っていくとき)

セッションの質は根本から変わっていきます。



この自分のからだを預け切るというときに、

自分のからだを支えてくれる感覚は、

内的感覚としては「中心軸」であり、

解剖学的表現としては、背筋を使えるどうか、です。

先週、本格コースレベル2を終了しましたが、

受講生のみんなとうつ伏せになって上半身を背筋だけで

どこまで持ち上げられるか、というエクササイズを

行ったところ、

レベル1では、床から5センチほどがやっとだった人も

20センチくらいはあがるようになっててびっくり。

そう、寄りかかりを練習すると自ずと背筋が

鍛えられるのです!

ということが証明された!と思いましたー


ちなみに寄りかかって23年の鎌田は、

床からあごまで40センチくらい上がりますね。

それが当たり前だとおもってたら、

本格コースレベル1の受講生のほとんどが、

若い人でも、5-10センチくらいしか上がらなかったので、

びっくり、そりゃあ、寄りかかれないでしょう、

と思ったものです。

でも、もっとびっくりだったのは、

3ヵ月後、同じエクササイズを行うと、

少なくともみんな20センチは上がるようになってました。

見違えるようでした。

背筋が明らかに鍛えられていたのです!!



みんな、ちゃんと「寄りかかり」に取り組んでくれたんだぁー

と密かに涙した鎌田でありました。




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ゆったりセラピスト
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