2016年10月18日火曜日

ゆったりセラピーの触れ方から見る、医療介護現場での可能性

第4回ゆったりセラピー研究会が、
2016年10月10日に品川区区民会館きゅりあんで開催されました。
 
テーマは、
「ゆったりセラピーの触れ方から見る、医療介護現場での可能性」
ということでしたが、中心は、約1年間、継続した
ゆったりセラピー・ハンドケアの実証実験の報告です。
この一年、この実証実験を理事の坂田とともに雨にも負けず風にも負けず
継続した、 ゆったりセラピストの加藤朱花からの報告です。
 
 
その報告に続いて、大町先生からのデータに関するコメント、
山口創先生のデータ分析、ご講演「触れることそのもの価値」と続き、
 
 
実証実験にご協力いただいたグループホームひかり(高齢者専門認知症グループホーム)の
施設長森田さんのお話、


 
 
そして、しのだの森ホスピタル(精神病院)理事長の信田広昌先生のお話と続きました。
 
 
*現在、しのだの森ホスピタルでは、ゆったりセラピストやゆったりセラピーの手技を
学んだメンバーが、デイケアでのトリートメントを行っています。 
 
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この研究会の良かったことは、ハンドケアを行うセラピストの視点、
研究者の視点、介護現場の視点、そして医療の分野からということで
ケアというテーマに取り組みながら、なかなか一緒のテーブルで話をする機会のない
メンバーが、 一堂に会したことしたことだったと感じています。  
 
以下、参加された会員の方から感想をいただきましたので、
シェアいたしますね。
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 「触れること」について、実際にハンドケアを行うセラピストの視点、
科学的・心理学的な視点、実際の介護現場からの視点、様々な角度から話を聞くことで、
今まではっきりと言葉にできなかった「尊厳のある触れ方」とはなんなのか、
自分の中で少し明確になったように感じています。

加藤朱花さんのハンドケアの報告の中で特に驚いたのは、
ケアを受けた方の、ケア前とケア後の姿勢の違いです。
手(〜腕?)に触れていくだけで、あんなにも姿勢に中心の感覚が出るなんて!と
とても驚きました。
また実際のケア中の動画では、受けている方が本当に気持ちよさそうで、
見ているだけで思わずほっと笑ってしまうあたたかさがありました。
きっと、数字に表せない豊かなやりとりがあったのであろうと想像しています。
大町さんがおっしゃっていたように、人と人のやりとりを数値化するというのは
とてもむずかしいことと思いますが、実際のケアの様子を聞いているだけで、
触れることがもたらす豊かさを十分に感じさせられました。
貴重な体験を共有していただき、ありがとうございました。

また、グループホームひかりの森田さんのお話が、とても心に残っています。
ヒゲの長い、カーテンを閉めてしまう男性のお話。
カーテンを閉める(開ける)行為と、心または境界を閉める(開く)ことは、
本当にリンクしているものだと私自身も感じています。
人それぞれ、生きてきた歴史の中で、様々なことを体験し、その「積み重ねの
今」としての自分を体験していますが、その男性がカーテンを閉めてしまう理由を
それとなく察し、なにげなく外出するようにした、というグループホームのスタッフ
の方々の行動は、本当に素晴らしいと感じました。
その姿勢こそまさに、「寄り添う」ということなのではないか、と感じました。
追求するでもなく、とがめるでもなく、改善しようと必死になるでもなく、
ただ「共に在る」ということ。
見つめたり、触れたりしながら、歴史を重ねてきた「あなた」の「今」に会えて、
嬉しい。「ここに在る」ということの喜びを共有したい。
そんな在り方が、尊厳ある触れ方なのではないかと、感じています。

これは私事からの感想になってしまいますが、病院に行って、いくつかの科をハシゴして
検査を受けて帰ってきた日は、なんとも言い表し難いむなしさや、
不安を感じることがあります。
自分のからだのことが、明確に数値に出て、写真でも確認できて、自分のことをより深く
知ることができているはずなのに、なぜか不安ばかりが残るのです。
それはなぜなんだろう、とずっと考えていました。
先日の研究会で、そのモヤモヤがはっきりとしました。
それは、「触れられていない」からなんだ!と。
検査といっても、ほぼ機械で行いますし、実際に医師に直接触れられる時間はほぼありません。
検査の結果としての、データ化された自分に出会っても、自分という実感がない。
だから、不安が残るのだな〜と、しみじみ納得しています。
「自己肯定感」が生まれない、ということなのかもしれません。

科学の進歩と医療の発展と共に、絶対になくてはならないもの、それは「触れる」、
「触れられる」という行為なんだなぁと、改めて、触れることの重要さを思い知っています。
そのことを、身近な人ともっとたくさん共有できるように、私自身のこれからの生き方の
軸になりそうなヒントを、先日の研究会でたくさんいただきました。



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私にとっても、とても灌漑深い、満足感のある会でした。
やってきてよかったなーというか、エサレンボディワークを日本に持ち帰って26年、
あ、トレーニングを終えて26年、持ち帰って24年でした。
 
ようやくここまでこぎつけた感がありました。
 
これからの課題はたくさんあります。
でも、一歩一歩地道に進んでいけば良いのだなとじわーっと思えた会でした。
 

懇親会の様子です。久々のタイ料理おいしかった〜
ちょっとワイン飲みすぎました。帰りの新幹線で少し具合悪かったです。。
 
 
 
 
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ゆったりセラピスト
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