2016年12月19日月曜日

ストロークをつなげるという問題

心で触れるボディワークアドバンスクラスで、
モデルとなって、私も股関節、それから下肢のワークを受けました。
一番喜んでいるのは、ひょっとして、私?。

っていうくらい、今、ゆるゆるしていまーす。
私の場合、セッションで股関節の微妙な動きを使うので、固まってしまっているわけではありませんが、使えば使ったで、どうしても偏りが出てきます。それが整って、ニュートラルになって気持ちいいです。私の股関節。そして、
疲れてくると感じることの多い、左肩の肩凝りも無くなっています!
また、クラスの前に、ちょっと胃の調子を崩していたのですが、
とんと落ち着いた感じです。



股関節のワークだけでそうなった、と断言できないとは思うのですが、
アドバンスクラスの間中、私もモデルになって受けまくっていたので(笑)。
セッション全般の効果もあると思います。

いずれ、股関節周りのワークが十分だと、股間接周りがゆるっとして
ここちいいだけでなく、骨盤内の血流が促進されて
腹腔内の臓器の働きが整う感じがするんですね。
これは、話は飛びますが、フェイスヒーリングで、(と限らず、 頚部のワークが十分だと)頭蓋骨内の血流や代謝が促進されるな、と私は感じているんですが、それと少し似ています。

こういうところ、今後実証実験できるといいですね。

さて、ストロークをつなぐ、という問題でした。
これまでのスクールでの経験から、トレーニングからしばらく経つと、
ストロークがうまくつながらなくなる人が多いんです。
というか、本人は同じように行っているつもりだと思うのですが、
だんだん、手技に意識が集中していき、
手技と手技をつなぐことに意識がいかなくなるせいだと 私は思っていました。

これは、例えば、本格コースでレベル2の初日に交換セッションをしてもらいますが、
それを見ていて、ありゃりゃ、ロングストローク、寄りかかりの復習からだなーと
いうふうになるんですよ。
レベル1の最終日には、ほとんどの方が上手いことストロークをつなげて
上手いことロングストロークできているいるように見えるのですが、数ヶ月後、再会すると、その間、練習しているはずなのに、手技から手技へと、なんとなく途切れてしまっているような感じになってしまっていることが多いのです。

コース中、あれだけ、ストロークをつなげることを強調し、
そして、理解もしてもらったはずなのになぜ?
と長年 「?」と思ってきたのですが、
意識の問題だけではないんだなーと最近、理解できてきました。

これは、基礎講座の認定インストラクターの角田よしこさんからも指摘があったのですが、受講生の皆さん、やはり、手技と手技をつなげていくことになかなか意識が向かないというか、そこが難しい、ということです。基礎講座では着衣で行うので、オイルのようなロングストロークはないですが、やはり、手技と手技をできる限りつなげて触れていく、という要素は重要なんですね。よしこさんは、それをエアーロングストロークみたいな感じですよね、と言っていました。なるほど、エアーロングストロークです。笑

ストロークをつなげるという問題は、実は、寄りかかりがきちんとできているか、ということによります。えっ?関係あるの?と思った方もいるかもしれませんが、ロングストロークというのは、寄りかかってストロークする、その結果、返し(受け手の方の体の自発的動き)が発生し、それに寄り添う、その結果、ストロークがつながる、
という順番なんです。
だから、寄りかかれていないとストロークはつながらない、とも言えますね。

でもそこを頭で考えてつなげていくこともできなくはないわけです。
体の自然な動きとして、ストロークがつながっていくのではなくて、
どうつなげようかと考えてつなげていく、 ことも可能ではあります。
でもそういうロングストロークは、あまり気持ちよくない。
うーん、そう言い切ってしまえるかどうか、ですけど、
そこそこ気持ちいい、でも、一度、自然につながった寄りかかりのロングストロークを体験すると、考えたロングストロークは、あまり気持ちのいいものではなくなります。

スーパーの寿司を食べるのと、お寿司屋さんの寿司 を食べるのとの違い
みたいなもんでしょうか。
スーパーのお寿司だけ食べていたら、それなりに美味しいって思えますが、
一度、お寿司屋さんのちゃんとしたお寿司を食べたら、
それはそっちの方が美味しいですし、比べるようなものでもないですよね。
全く、違うものです。



寄りかかり、返しに寄り添ってストロークをつなげていくには、
意識だけでは無理があるようで、股関節周りの適当な柔軟性が必要です。

例えば、ストロークを滑らかにつなげていこうとすると、
前後左右の体重移動を上半身の上下動なしに行う必要が出てきます。
これは、股関節周りが適度に緩んでいないとどうしても
ぴょこぴょこ上半身が上下動し、そこでストロークが切れてしまうんですよね。

また、受け手のからだの返しの動きに寄り添うには、微妙に体軸の向きを
変えて調整していくことが必要ですし、柔らかいストローク(ただ触れる触れ方)のためには、ターンしての”後ずさり”の動きも必要ですが、それらの動きはすべて股関節の内旋の
 動きを使います。もし、内旋させないで行うとすれば、腰を痛めます。多分。

股関節を支点とした動きが、寄りかかり、返しに寄り添い、ストロークを自然につなげていくには必要なんですが、そこが、動いていない、というか、
体に染み込んで使えていない場合が多いようです。

クラスの中では、なんとかやれていても、
いざ、コースが終わって家で一人で練習する段になるとその感覚が
徐々に失われて、いつもの体の使い方に戻って
セッションをしてしまうようになるのかもしれません。
それで、本人も気がつかないうちに、
つなげているつもり、つもりだけで、ストロークが途切れてしまっている。
ということが起こってしまうのかもしれません。

ストロークをつなげていく動きの精査が、タッチの質に直結するのに
手技をどう行うかの方に、股関節がうまく使えないがために、
意識が切り替わってしまう 、ということが起こるのではないかと思います。

さて、アドバンスクラスで、この股関節のワークをお互いに行うことで
股関節の可動性が拡大すると、実際に、ストロークをつなげる動作で
できなかった動きが、スムースになって俄然、セッションの面白みが違ってきます。
実際、触れられる側はそのタッチの質の変化を感じます。
あと、上半身もゆるむんですよね。
目に見えて肩が下がります。これも実感していただいたと思います。

まずは、股関節のワーク、セラピストに必要、ということでしょうか。

多分、皆さん、いろいろとセルフケアを行って、
その中に、股関節の柔軟性を高めるようなエクササイズを意識的に入れているかもしれませんが、ワークを受けると、また違った次元で自身の体を感じ、そしてその結果、可動性、可能性が広がることを体験していただけると思います。

こういうことは、とても楽しいですね〜〜

もちろん、その体験をそのままクライアントに提供することができるのです。例えば、股関節のワークで、自分の肩が緩むのを体験すると、肩こりが辛いとおしゃっるからといって、肩周りだけに途方もなく時間を使う、というのは、徒労である、と実感できると思います。

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2016年12月18日日曜日

心で触れるボディワークアドバンスクラス

長年、エサレン(R)ボディワーク資格認定コースを開催しながら、
エサレンアプローチのアドバンスって何?とモヤモヤしてました。


 もちろん、エサレン講師によるアドバンスクラスというのも開催し、エサレンコース修了生に呼びかけていましたが、内容は、一定せず、というか、講師それぞれに目新しい手技を付け加えるといったもので、わたし的には、これってアドバンスって言えるかなーと実は思っていたのです。

それで、一時、もっと構造統合的な要素を加えていくことを構想して(ストラクチャルインテグレーション、ロルフィング、的な考えや手技)サンジエゴに、エド・モーピンに会いに行ったりしたのでした。結局、エサレン講師をアメリカから招いてのエサレンコースそのものを止めることを決断するに至ったのですが。

ま、かなりモヤモヤしてたのですね。

その、新しい手技を付け加えるのはいいのですが、
それをどこでどのように使うか、ということが明確でないと
使いどころがないと思うんですよね。
ワークショップとしては、目新しい手技が入ると面白くできると思いますし、
参加者はそれを行うのに熱中できます。でも、ワークショップが終わったら、
どこでどのようにそれを実践するんですか?と私はエサレン講師に聞きたかった。

私の日本での実践現場での経験では、使いどころがさっぱりわからん、というものが多かった。

日々のワークの中で、クライアントのニーズにどのように応えるのか
といった視点や、身体をどのように捉えて、どのようなワークを重要と考えるのか、
また、社会的に必要とされる質や、要素に答えていくといった内容でないと
アドバンスって言えない 感じがするんですよ。

そして、エサレン講師は、日常的には日本のクライアントに接していない。
私が長年、日本で行ってきているプライベートセッションや、それをどのような人が受けるのか、そこにどんなニーズがあるのかにはほとんど興味を示さないことに、モヤモヤしてました。「エサレン」を伝えるのにそれはあんまり意味がない、関係ない、ということだったかもしれませんが。

自分でスクールを行うようになってからも
アドバンスに関しては、じっくりと時期を待っていた感があります。

受講生の実践や 認識が深まってその必要性と内容が明確になるまで
また、本格コースで身につけるべき質が確定しないと
アドバンスがどのような内容であるべきかは、明確にはならないと思っていました。
で、10年が経過したのでありました。。。

先日、ゆったりセラピスト(実技試験に合格し、ゆったりセラピストとして 活動している方)に協力いただいて、初のアドバンスクラスを開催しました。
これは、一つの実験的試みだったので、オープンに告知せず、ようやく数名になった
心で触れるのゆったりセラピストに個別にお声がけして少人数で実施したものでした。

そこで行ったのは、横寝のワークと大腰筋も含めた下肢帯のバランスを整える一連の手技です。もちろん、寄りかかりに関しても復習しなければなりませんでした。
結果、私として、とても満足のいくアドバンスの内容になりました。

つくづく、寄りかかり、返しに寄り添う、という身体感覚は難しいというか、
そんなに簡単な代物ではないと 改めて思ったのですが、
それはさておき、横寝のワーク、下肢帯のバランスを整えるワーク
心で触れるボディワークのアドバンスとして加えるに値すると確信しました。

なので、今度は3月に心で触れるボディワーク修了生全員に呼びかける形で
アドバンスクラスを行います。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。

心で触れるボディワークアドバンスクラス
2017年3月14日(月)ー17日(木)

ここで横寝のワークと下肢帯のバランスを整えるワークについて
その意図を少し詳しく説明しておきますね;

横寝のワークはご存知のように、お腹が大きくなって、うつ伏せになれなくなった妊婦さん向けとして、行われることが多いです。エサレンコースでも実際に妊婦さんにモデルになってもらってクラスを行っていましたが、さて、どれくらいの卒業生が横寝を実践に使っているでしょうか? ここ数年、助産院で妊婦さん、産婦さんへのボディワークを行うセラピストさんのお話も聞くようになっていますから、ニーズとしては、これからもっと増えていくのではないでしょうか。

そして、横寝は妊婦さん向けの他に、うつ伏せが辛い方には、有効です。例えば、腰痛持ちでうつ伏せが辛い場合もありますし、ご高齢でうつ伏せが辛くなる場合もありますし、体力が 弱っている場合もうつ伏せが辛い時があります。手術の後や怪我などの時もうつ伏せが辛い時があるでしょう。
また、横寝でのワークで興味深いのは、臀部や肩周りに立体的にアプローチしやすいですし、脚部の内側にアクセスしやすくなります。そういった理由から横寝のワークを選択できれば、セッションの幅が広がって、サービスの向上につながるのではないでしょうか。

また、下肢帯のバランスを整えるワークですが、まずは股関節の可動域を拡大する手技に習熟しておくのは、重要だと考えています。

2つ理由があって、一つは、これは施術側として、ストロークをつないでいく動きが、股関節を使えているかどうかで全く滑らかさが違うんです。前後左右の体重移動や、体軸を回転させる動きが必要なんですが、受講生を見ているとどうもそこがネックになっている人が以外と多い感じがします。ここでうまいこといかないなーと感じている人や、また全く気がつかないでストロークをブツブツ途切れてさせている人が案外いるかなーと思います。

先日もアドバンスクラスの中で、ここをやって、自分の体の使い方の変化を感じていただいたようです。

股関節の可動域を保つ(拡大する)ワークは、また、ご高齢の方にも私は大切なワークだと経験上感じていて、死ぬまで、「立って歩く」ことが可能であるために、それは可能だと思いますし、とても必要なワークだと思います。大腰筋が使えるようにしておくということも含めて、です。

この股関節の可動性についてのことは次回にもう少し詳述しておこうと思います。

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 【心で触れるボディワーク本格コース】 
エサレンアプローチの全身オイルトリートメントを学ぶなら
このコースがお勧めです。
 
2017年1月30日(月)スタート
詳しくは、こちらから



一般社団法人ゆったりセラピー協会
 http://bodyworkjp.org/