2018年8月28日火曜日

心身のつながりを探求する「ソマティック心理学」

ソマティック心理学という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

私が、初めて「ソマティクス」という言葉を聞いたのは、
1990年にカリフォルニアのエサレン研究所で
エサレンマッサージ(エサレンボディワーク)の集中トレーニングを
受けていた時でした。

そのトレーニングの担当講師だった
ブリィータ・オストロムトとディーン・マースンの
プロフィールにこう書いていました。

「2年間のソマティック・トレーニングを終了。」

な、なんだ?
ソマティックって?

と思ったのでしたが、
どうやら、からだに意識を向けてそれを言葉で表していくようなことを
微に入り細に入りやるらしい、

とわかりました。
(ディーン・マースンがそう言っていて、
でも彼は、そのトレーニング、少々彼にとってはto much だった、と言っていて
あまり楽しめなかったようです。)

私としては、当時はそれでお終い。

エサレン研究所では、まだまだ日常的には
「ボディワーク」という言葉が使われていました。
のちにそれらは「ソマティクス」と言い換えられていくことになります。

私が、米国に住んでいた1980年代後半は、
70年代のトーマス・ハンナの「ソマティクス」提唱から時を経て
ドン・ハンロン・ジョンソン博士らにより、
大学院レベルの「ソマティック心理学」の学部がすでに設立され
「ボディワーク」がアカデミズムの論壇で議論されるようになっていたのですね。

その余波というか、その影響でエサレンのマッサージのティーチャーたちも
ソマティック・トレーニングを受けるような環境になっていたのだと思います。



ソマティック心理学、とは
西洋版心身一如というか、心身のつながりを探求する学問です。

日本を含めて、東洋では
伝統的に心身を一つのものとして扱かう
文化を育ててきたと思いますが、

西洋文化の中では、伝統的に精神性と身体性は厳密に分離されて
身体性というものが重要視されなかった、らしい。
キリスト教の影響かな。

あまり、そこらへんは詳しくはないので、「らしい」としか言えませんが、

そういう中で、現代の医療のメインストリームとされている
西洋近代医学も 身体、と精神は、厳密に分けられ、
一緒に扱われることはなかったというか、むしろ、するべきでないと考えられて、
そして、実際、せずに発展したということかと思います。

そこらへん、身体性と精神性、もっと統合的に学問していかないと
人間というものは捉えられないんじゃないの 、というのが
ソマティック心理学がやろうとしていることだと思います。

日本では、2015年に日本ソマティック心理学協会が設立されて、
ようやく、学問の存在そのものが一般に知らされるようになったばかりですが、
私は、学問分野の人間ではないので、(徹底的に実践派、かな 良くも悪くも)
ソマティック心理学が、どうたら、
ということよりも、

明治以来、怒涛のような力で、西洋化、軍国主義化した日本で、
失われてしまった、心身一如の生活文化、身体文化を
取り戻していくことにとても興味があるのです。

ゆったりセラピーが、それに役に立てば良いなと思っているし、
施術者が、必要な(失われた)身体技法を復活させ身につける、という意味では
むちゃくちゃ役に立つよね、と思ってます。

 先日(2018年8月26日)の 心で触れるボディワーク無料TV講座の録画、
よかったら、ご覧ください。

心身のつながりを探求する「ソマティック心理学 」のテーマで
一時間、語り続けております。




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 <心で触れるボディワーク無料TV講座>
   ー毎月一回中継 ー

詳しくはこちらから
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「~世界で愛される癒しのエサレンメソッド~

  心で触れるボディワーク」


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また、上記の書籍に書ききれなかった

社会神経系については、


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2018年8月6日月曜日

「ボディワーク」そして「ソマティクス」

私が、カリフォルニアのエサレン研究所で
マッサージセラピストとしてのトレーニングを受けたのは、
1990年1月のことでした。

今振り返ると、1990年というのは、
まさに全米に”統合医療”という新しい医療の概念が
広がっていく前夜でしたね。



そして、トーマス・ハンナが提唱した「ソマティクス」という概念が、
ボディワーク という表現に取って代わろうとしていた時期でもありました。

ドン・ハンロン・ジョンソン博士らの尽力で、大学院レベルで
ソマティクスおよびソマティック心理学を学ぶ道筋はすでにできており
東洋の心身一如の哲学や身体技法が米国のアカデミズムの場で
扱われるようになっていたと思います。

でも、当時のエサレン研究所では、
まだまだボディワークという言葉はトレンディに使われている印象で、

よく「ボディワークする」とか、

「ボディワークしてみよう」

みたいなニュアンスで使われていたように覚えています。

それはどういうことかというと、
自分自身の体の感覚にフォーカスしてみよう、
それを言葉で表現してみよう、

というようなことだったと思います。

私は、それまでに
単身ニューヨークに渡ってすでに3年ほど暮らしていましたが、

その前は、岩手県は花巻という東北の片田舎を出たことのない人間だったし、
ゲシュタルトセラピーやエンカウンターなどの
言ってみれば、心理療法の”ニューウエーブ”にも触れていなかったどころか

日本にいる頃、心理療法やセラピーを体験したこともなかったし、
いわゆるニューエイジ的な情報もそんなに持っていなかった。
(そのころはスピ系という表現はなかったと思う。 スピ系とニューエイジでは、なんか根本的なところが違っている感じがする。)

とはいえ、当時のニューヨークでの体験や
日本を出るまでに そういえば、「宝島」や「ガロ」は読んでたし、
片桐ユズル先生の本も読んでたなー。

なので、ニューエイジ的なものに全く無縁ではないにしろ、
と言って意識的にどっぷり浸かっているわけでもなく
積極的に学んでいたわけでもなく、

そういう志向はあったかもしれないけど
どちらかというとぼーっとしていただけだった、とも言える。

そんなんで、
いきなりエサレン研究所の集中トレーニングを受けたので
言ってみれば、ニューエイジの旋風のど真ん中に、
真っ裸で断崖絶壁から海に飛び込むように
ざっぷーんと飛び込んだみたいなもの。

まあ、何にせよ、服は脱がなくてはならなかったけどね。
それには、あまり抵抗はなかったかな。


のちに日本に戻ってきてから、

グラバア俊子先生の論文
「ボディ・ワークーからだを通しての自己成長ー」
(『現在のエスプリ「ニューセラピー」』、1991/02)
を読んで、

その中に
シン・インテグレーション(ロルフィングとから派生したボディワーク)
のマーク・カフェル博士の言葉の引用があり、

「ボディワークとは、ニューエイジの用語である」を目にしたときに

ほお、ニューエイジなのかー
でも、ニューエイジって何?

と心底思ったものでした。

そんなことはどうでもいいんだけども。
(今はニューエイジって言葉、どういう感じなんでしょうか?
私は、もう今ではあまり聞くこと使うことももないです。)

さて、私が述べたい大事な点は、
90年代に始まった米国でのいわゆる医療改革の一連の流れが、
全米に統合医療という考え方を定着させていく、ということです。

米国の医学部には、統合医療センターが併設されるようになり、
医師になるには、メインストリームであるとされてきた西洋近代医学の他に
 代替療法について学ばなければならなくなりました。

そして、この医療改革を推し進めた真の立役者は、
まさに米国の一般大衆であったということです。

当時(1980年代後半のニューヨーク市)、
医師の診察を受けるのには75ドルかかりました。
そして、同じように心理療法や、マッサージセラピー、
あるいは他のボディワークや東洋的技法のケアを受けるのにも
同じように75ドルかかりました。

どれを選んでも同じくらいのお財布の痛みがあったのです。

なので、サービスを受けようとする一般人は
真剣にどのケアを受けようか考えます。
安易に、じゃあ、とりあえず病院に行こう、とはなりません。

そして、80年代に起こったことは
一般大衆が、自分自身の健康を取り戻したり
健康を維持増進するために、
正規の医療とされる西洋近代医学以外のあらゆるケアを
試し、評価し、選択し、
代替療法として受け入れていったのです。

それが90年代に入るとさらに加速し、

その実態は、当時の米国の医療界を
このままではダメだ、と震撼させるに足るパワーだったわけです。

そして、そのパワーの源は、

外側から評価し判断される、「健康」や
これがそうだよ、と外側から与えられる「幸福感」に
満足しない多くの人たちが、

自身の内側のからだの感覚として
どーんと感じる、実感・体感に基づいて
自身の健康や幸福感を求めて行動し、
必要・有効だと感じたら、
躊躇せずにそれに手を伸ばし、そして育てた

ということだったと思います。

これはまさに、エサレン研究所で培われた
「ボディワーク」「ソマティクス」の概念

<内側から感じるからだに基礎をおく>が、

大衆的な広がりを遂げ、

ついには、米国の医療改革を牽引したと言って良いと
私は考えているのです。


日本での医療改革につながる活動は、
私の知るところでは、

80年代後半からは、ホリスティック医学協会や

2000年に入ってからは、統合医療学会の活動がありますが、

米国で起こったような全米に広がるうねりのような

医療改革の波には至っていない、

しかしながら、そうしたことは
今、日本で
強く求められているところではないでしょうか。


この時代の要請とも言える
現代の医療改革というムーヴメントの核は、

繰り返しになりますが、

医療を提供する側にあるのではなく、

医療を受ける側、消費者、一般大衆である私たちが、

自身の健康と幸福を
内側の自身の実感・体感から
求めていく、

決して諦めない、そして言いなりにもならない、

内側から感じる”からだ”を取り戻していく、

ということにあると思うのです。

そういう意味で

日本における「ボディワーク 」「ソマティクス」の役割は

まだまだこれから、なのだと思います。

私は、”ゆったりセラピー”もその一環を担うと自負・自覚しています。




<心で触れるボディワーク無料TV講座>

 7月18日(水)午後8時半ー9時半の ライブ中継講座の 録画です。

「ボディワーク」そして「ソマティクス」


岩手県花巻市の心で触れるボディワークスクールの茶の間からお送りしています。書籍「世界で愛される癒しのエサレンメソッド〜心で触れるボディワーク」より、Chapter2「ボディワーク」そして「ソマティクス」の内容を著者の鎌田麻莉が解説します。

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2018年8月2日木曜日

2019年心で触れるボディワーク本格コース
早期申込&分割払い特待生 について

<心で触れるボディワーク本格コース2019年日程>が
決定しました。


レベル1 2019年1月28日(月)ー2月2日(土)
レベル2 2019年5月27日(月)ー6月1日(土)


心で触れるボディワーク本格コースの詳細ページはこちら

早期申込割引期限は、2018年11月28日(水)となっていますが、

受講料が月賦で支払えたら、もっと受けやすいのになーと思われている方

また、受講料の都合が付き難いために諦めていた方にも受講していたゞけるように

今回も「早期申込&分割支払い特待生」を募集します。

本格コースの概要は、上記のリンクページからご確認ください。

特待生は、受講料が12回分割のお支払いとなります。






「心で触れるボディワーク本格コース早期申込
     &分割払い特待生」募集要項

==

お申し込み期間 2018年8月15日ー10月15日


ご希望の方は、下記のお申し込みフォームを、送信してください。
コメント欄に、「早期申込&分割支払い特待生希望」とお書きください。

お申し込みフォーム

応募者の中から、書類選考させていただきます。
お申し込みフォームの送信をされたら、
願書を必ず、FAX送信してください。


*願書は、上記のお申し込みフォームのページに
PDFファイルでアップされていますのでダウンロードしてください。
ダウンロードができない方は、フォームのコメント欄に
願書送付希望とお書きください。
郵送またはFAXいたします。

願書の到着期限は、10月15日(月)までです。

お支払いの詳細です。

==
特待生の決定について、10月20日(火)ー25日(木)にご連絡を差し上げます。
特待生になられた方は、10月31日(水)までに初回お支払い金額35,400円
(受講料の初回お支払い額30,000円と入会金5,400円の総額)
を銀行振込でお支払いください。
(会員の方は、初回お支払い金30,000円となります。)

その後、口座振替のお申込用紙をお送りしますので
お手続きをお願いいたします。(会員の方は必要ありません。)

 分割のお支払いは、残金を12回に割って
口座振替により、2018年1月10日からスタートします。

残金、月々のお支払い金額の詳細は以下になります;

==
■DVDセットをすでにお持ちの方は、
350,000円−30,000円=320,000円 
これに口座振替手数料130円✖︎12回=1,560円

総額 321,560円 

一回のお支払い金額 26,790円(端数切り上げ)

■DVDセットをお持ちでない方
350,000円−30,000円=320,000円
DVDセットの代金 14,800円
口座振替手数料130円✖︎12回=1,560円

総額 336,360円

一回のお支払い額 28,030円

==


以上になります。


心で触れるボディワーク本格コース特待生 について

ご検討いただければ幸いです。

ご希望の方は、下記のお申し込みフォームを、送信してください。
コメント欄に、「早期申込&分割支払い特待生希望」とお書きください。

お申し込みフォーム 


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