2012年10月26日金曜日

ボディワークついての考察「自己肯定感」

セッションを始めたばかりの受講生が、よく陥りやすいのは、
自分の行っていることは、
全然活けてないんじゃないの?
とすべてに懐疑的になるということがあります。
あなたも覚えがありますか?
または、そうそうその通り、自分はその真っ只中にいる!
と思うひともいるかもね。

この「自分を否定する」というくせは、
(そう、それはくせなんです)
自分の考えること行うことについて良くない、価値がない、と判断するということです。それは、はじめからそうだったのではなくて、体験として、たぶん子供 のころから、ということになると思いますが、誰かから、繰り返し、「あなたのやること考えることには大した価値がない」というようなメッセージを受け取り 続けたということがあると思うのです。この場合の、誰か、とは親である場合が多いですよね。

小さな子供は、だいたい自己肯定しています。自然にしていれば、というか自然な感覚として「自己肯定」というものがあると思うのです。生きるということは、もともと本来、自己を肯定することに尽きる、と私は常々思います。

そして、それを失いがちなのが、今のこの社会です。残念ながら、子供は、まず最初に親から自己否定を学んでしまうことも多いと思います。

ボディワークは、(一言で言うとすれば)本来、生きている人間ならば自然に身につけている(はずの)自己肯定感を取り戻すためのものです。

自己肯定感とは、自分のからだが今ここにあるという感覚ともいえます。自己肯定感とボディワークとは、ふかーいつながりがあります。

自分で自分を否定するという不自然なあとから身につけた「くせ」によって沸き起こる「感情」に注目し、これに基づいて自分の人生を決定づけていくのは、あまりにもったいない、と私は思います。。
それよりも、「自己肯定感」に注目しそれを十分味わっていくことのほうが重要なことではないでしょうか。自己肯定感とは、良い悪いと何かの評価ではなく、 ある「考え」というものでもなく、「自分のからだの感覚を100パーセント受け入れる」ということから生まれてきます。自己肯定の第一歩は、「考え」では なくて、からだの感覚なのです。現代人が、自己否定感に苦しむのは、とりもなおさず、体の感覚を鈍らしていることで本来自然に身につけている(はずの)自 己肯定感を失ってしまっているからなのだと思います。

からだの感覚に
100パーセント素直に耳を傾け、
そして素直にそれに従う、

これが自己肯定なのです。


そして、これが、私が提唱するところの「ボディワーク」であります。
心で触れるボディワークは、自己肯定感を取り戻していくためのワークですし、自然な本来の自己肯定を「触れること」で手助けしていくためのものです。

そのセラピストが、自己否定感に悩み苦しむというのは、なんたる矛盾でしょうか。
でも、現実には、セッションを通して起こりがちなことなんですね。セラピストは、そういうわなというか、からくりに気付いて、日々、自らの自己肯定感を深めていくような日常を過ごすことが、セッションの場においては受け手を助けていくことに真っ直ぐにつながるのです。

2012年10月8日月曜日

お客さまは本当に満足しているの?

あるスタッフが、こんなことを日報に書いていました。 

お客さまは、途中、寝てしまわれました。寝てしまわれるというのは、気持ちが良いからでリラックスできているということかな、と思います。ということは、お客様は満足してくれている事なのでしょうか。。。
私もこのことについて考えてみました;

眠ってしまった=満足

という単純図式でいいかどうかは、難しいところです。
リラックスできているから、眠ってしまった、ということは言えると思うのですが、


お客様が、
リラックスできた=満足 

という判断をするかどうか、分からないからです。
お客様は、リラックス以外のことを求めているかもしれません。
また、眠ってしまった、ということをどのようにご本人が受け止めるか、わからないのです。

眠ってしまったことを自分で自分を責めるように受け取ってしまう方もいます。

施術のよしあしは、2,3日かけて感じていくものだとも思います。そのときには、よく分からなくても、翌日や翌々日になって、効果を実感したりすることもあるものです。

お客様が、2度目にご来店されたとき、はじめて、

「ああ、気にいってくださったのだなー」と実感できます。
3度目にご来店されると、今度は、

今回はどんな満足をお求めだろう?と改めてアンテナを張らなければなりません。

「満足」という感覚は、とても複合的なものですよね。
 

お客さまがどんな「満足」を求めているか、
アンテナを張り巡らせておくことが大切だと思いますし、
満足していただけなかったとしても、それに気付いて、
どんなことがご不満だったのか、お聞きできれば、
それが次のご来店につながる可能性が出てくると思うのです。
聞いてもらえた、という満足と、

おそらく気付いてもらえたという信頼感を感じると思うのです。

「満足」というのは、複雑で複合された感情だとも思います。
 

私は、施術の中で触れ手は、自分自身の満足感にも
気付いている必要があると思います。


今日、あなたは、自分の施術に満足感や充実感を感じましたか?

このポイントは重要です。

施術において確実に毎回確かめられる満足感とは、このポイントだけだなーと思います。

自分自身の内的な満足感。
我々は、お客様に施術を通して満足いただくことが仕事ですが、
お客様は、本当に様々な期待をもってやってきて、我々の想像が及びもしないことを
感じられて、その全てを表明することなくお帰りになります。
満足していただけたかなー?
と毎回思うから、そして毎回全部は分からないから、
いつでもお客さまに向けて細心の心配りをしようと思えるのではないでしょうか?
答えを見つけることが重要なのではなくて、
問いかけをし続けることが大切なのです。

そしてまた、毎日の実践の中でこのポイント
<自分の満足感、達成感、充実感はどこにあったかな>を
積み重ねていくことが施術をし続ける、ということだなーと思いました。