2014年11月15日土曜日

揉み返し、強押しについてー受講生とのやり取りから


<もみ返し、強押しについてのコメント> 会員サイト掲示板より
下記の文章は、私が受講生の質問に答えて書き込んだものを転記しました。

感覚刺激というものの性質について、があります。

臭覚が分かりやすいと思いますが、どんなにいい香りでも、ずっとその香りを感じつづけるかというとある時間が経過すると感じなくなりますよね。これは、いい香りの場合だけではなくて、「臭い」と感じる場合でもその瞬間は、強烈に感じても、ある時間が経過すると慣れてあまり感じなくなります。

触覚にも同じ性質があります。例えば、ある手触りのいい下着を手に入れたとしましょう。身につけた瞬間は、なんて肌触りがいんだろうとここちよいですが、そのここちよさがずっと持続はしませんね。そこに意識を向けると気付くけれど、そうでなければ忘れています。

また、ある感覚に気付く、ということは、ある一定以上の落差というか、比較があって起こります。
なので、「触れ方」についていうと、さまざまな触れ方をすることでその感触に気がつきやすくなるのです。逆に同じような触れ方をしていると、感覚が薄れてしまう、ということが起こります。
一種の麻痺ですね。この感覚的な麻痺というものも一緒の防衛反応として、身体に備わったというか、脳の認識作用、働き方の一つです。

私は、「強押し」というのは、受け手も触れ手も触覚の麻痺状態になっているにも関わらず、なんとか、お互いに、何かを感じようとより強い刺激を求めている姿に映ります。相互作用ですよね。そして、やってもやってもその麻痺状態が解消されないという意味で不毛です。
やればやるほど、なんだかよくわからなくなってしまう、、、(触れ手)
その結果、もみ返しが起こる、、、、(受け手)

では、どうしたらいいんでしょうか?エド・モーピンの動画セミナーの中で、最後の方に
タッチの5つの要素、ということを彼は語っています。それに習ってゆったりセラピーのタッチの5つの要素を述べるとすると。。。


ゆったりセラピーのタッチの5つの要素

1、表層をなでるような軽いタッチ
2、骨格を感じるまでの深いタッチ、
3、ゆらしや、受動的な動き、
4、寄りかかりと返しによる受け手の自発的な動き、
5、そして、レイキのサトルタッチ

これらを施術の中にバランスよく配置することで、お互いに感覚が敏感になり、解放され、心地よさを最大限に感じることができます。
私は、レイキのようなサトルタッチが必要な人、というか有効な人が日本にはたくさんいるなーと感じています。

レイキのようなサトルタッチのあとにぐっと深く触れられると、その比較というか落差により、対して力を込めなくても、十分な「強さ」を感じてもらえることは多々あるでしょうし、深く触れたあとに、ゆらしのような動きが加わることで、満足感が生まれる、ということも多々あります。
触覚を刺激する「触れ方」は、強さだけではない、ということですし、「刺激」というものは、強ければ感じるというものでもない、ということですね。 

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一般社団法人ゆったりセラピー協会
http://bodyworkjp.org/

会員サイト
http://yuttari.org/





2014年10月22日水曜日

山口創先生の推薦文

11月から、「寄り添う触れ方の技法」という新しいクラスを

行うことになり、その告知でいろいろなことを考えたり、
今まで行っていなかったことに取り組んだりしています。
久方ぶりでチラシも作りました。
山口創先生に推薦文をいただきましたが、
とても素敵な推薦文なので、ここにも掲載します。


山口 創先生

「手の治癒力」著者、人間科学博士、臨床発達心理士、桜美林大学リベラルアーツ学群専任教授
寄り添う“触れ方”の技法とは、触れる人と触れられる人の双方にとって、身体を通じて相手と共感し、相手を受け入れ支えるための技法だといえるでしょう。
自分の存在を感じ、受け入れるためには、相手からしっかりと、しかも優しく丁寧に触れられることが必要です。そのような身体レベルの交感を体験することで、人は深いレベルで生きるための支柱となる実在感を感じることができるでしょう。
在宅医療を受けている方や緩和医療を受けている方は、将来への不安や身体の痛みや苦痛に、日々苛まれていることでしょう。孤独感に怯え自尊心をすり減らしているかもしれません。確かに私たちはそうした不安や苦しみを体験することはできません。しかしそうした人たちに寄り添い触れることで、それらに共感して少しでも癒してあげることはできます。寄り添う触れ方の技法は、そのような仕事に関わる医療従事者すべてにとって、ぜひとも体験的に習得してほしい技法として推薦いたします。

一般社団法人ゆったりセラピー協会 http://bodyworkjp.org


「寄りかかり」の心理的抵抗

最近、私の中でちょっとしてブームになっているのは、
”「寄りかかり」の心理的抵抗”ということ。

やっぱり、というか、そうなのか、というかなのですが、
「寄りかかり」ということは、思ったよりも難しいらしく、
受講生のみんなは苦労しているみたいです。
うちのスタッフもうーん、これでいいのか〜?と
悪戦苦闘しているらしいです。

あるとき、サロンで練習しているうちのスタッフの姿をみていると
寄りかかりの練習をしていた一人が、
にゅーっと脊柱起立筋へ寄りかかってみて
あれこれやってみて、
(練習してたんですね)

「麻莉さーん、これでいいですか〜」
と聞きました。

私は、にやにやしました。

いつか、メルマガでも言ったけど、
剣豪宮本武蔵なんであります。
技が決まっているとき、というのは、
身体感覚としては、「これだ!」という気持ちよさ、
切れ味、というものがあるので、自分で明確にわかるのです。
もし、なんか違うかも〜と感じたら、
そりゃ、違うんですね。


という訳で、私のにやにやにはっと気付いた、
ようでありました。

練習につきあっているとき、
外側からみていて、体の使い方を細かくチェックして、
寄りかかりの質を精査して、これだ!というところに
到達してもらえる、ことは多いのですが、

これが、本当に面白くて、
ほんのちょっとした角度や、腰の引き具合が
寄りかかりを阻んでいるのです。

寄りかかりたくないのでそうしています、
というようなからだの使い方を
ようするに、そのままどーんといけばいいのに
なんか、ちょろと自分のからだをその人なりの
方法というか癖でそらしてしまう、
無意識のうちにそれをしてしまう、
よって、十分に寄りかかれない、
感覚として明確にならない、
みたいなことが起こっているのです。

これは、どのように人に向き合うか、
あるいは向き合いたくないか、
普段の人間関係の癖がそのまま、寄りかかりの
身体使いの中に反映されてしまうかのようです。

そこのところが分かって来たので、
最近、私は自分のセッションを行うとき、
自分自身の寄りかかりの質ということを
より精査するようになりました。
とても、面白く、深いです。

クライアントとより、深く出会えているような
そんな実感を感じています。

2014年6月6日金曜日

エド・モーピンインタビュー(2006年春編ニュースレターより)





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2006年4月発行

心とからだ・私とあなた・ボディワークで編む
amuニュースレター
vol.21より



ロルフ式身体統合法
エド・モーピン×インタビュー

よく晴れた、春まだ早い午後、サン・ディエゴにあるエド・モーピンの自宅を訪ねた。

木造の、ひと昔前、日本によくあったような古い洋館を思わせる家だった。玄関を入ると、リビングルームがあり、その奥には、日差しが柔らかく差し込む、彼のワークルーム(ロルフ式身体統合法の10セッションを行う部屋)があった。

エド・モーピン。ボディーワークの学校では全米でもっとも評価の高い、IPSB(​インターナショナル・プロフェッショナルの代表であり、おそらく、もっとも経験を積んだロルファーである。

エド・モーピンが、エサレン研究所の共同創設者であるマイケル・マーフィーに招かれてエサレンを訪れたのは、35歳の時だった。期待された若き心理学者として、かねてからマイケルの構想であった、エサレンの宿泊プログラムをリードするために選ばれたのだ。
エドは、妻と娘を連れてエサレンに移り住んだ。1960年代半ばであった。そこで、彼は運命の出会いをすることになる。”アイダ・ロルフ”。彼女は、そのとき、80歳だったという。その出会いが、その後、彼にボディーワーカーとしての道を歩ませることになる。 

アイダ・ロルフはどんな人だったんでしょう?

「ボディ・サトヴァ(菩薩。神(仏)が人間の肉体を借りて現れること)だった。隣に座るだけでぞくぞくしたよ。それまでの30年間、アイダの本当の考えに耳を傾ける人は誰もいなかったんだが、エサレンに来て初めてみんなが彼女の言うことを理解しようと耳を傾けたのさ。それが彼女にとってどんなことだったか。アイダは、当時エサレンにいた何人かに、自分のメソッドをトレーニングすることにしたんだ。僕のタッチが気に入っていたよ。」

ディープ・ティッシューとストラクチュアル・インテグレーションとは、何がどう違うんでしょう?

「ストラクチュアル・インテグレーションのレシピ、10セッションは、宝物なんだよ。あれから35年以上経った今でも、いや、実践を重ねれば重ねるほど、宝物だったとしか言いようがない。ディープ・ティッシューというと、僕の中ではあまりこうだというはっきりしたことは思い浮かばない。僕と一緒に「ロルフィング」を探求して6年ほど経った頃に、彼女は、ディープ・ティッシューやマッスル・スカルプティングなどのコースを見出したんだ。だから、ディープ・ティッシューというと、僕は単に、「ロルフィング」の中で得た知識や経験の一部分というふうに思う...。

「じゃ、ロルフ・ストラクチュアル・インテグレーションとは何かというと、ただ深部に触れるというものではなくて、動きを見極めないといけない。ディープ・ティッシューのテクニックを使いながら、僕が体幹部のワークとするとしたら、身体そのものが、動きの中におのずと統合されていくということが、ほとんどの場合起こるんだ。」


「僕は、アイダ・ロルフのメソッドを伝えたい。35年以上実践してきて、ようやくあの時、アイダが僕に伝えてくれたことの真髄が明確に分かるようになったと感じる。また、それを言葉によって他の人たちに伝えることができるようになったとも思う。日本に僕のワークを伝えるときには、「ストラクチュアル・インテグレーション・オブ・ロルフ・メソッド(これをロルフ式身体統合法と訳した)」。そう、ロルフ・メソッドと言ってほしいね。」

当時博士論文で、「心理学と禅メディテーション」を書かれて、注目されましたね。そこでマイケルは、あなたをエサレンに呼びたかったのでしょう。いわば「日本文化」が研究テーマだったのに、まだ一度も日本にいらしたことがないんですか?

「行ったことがないね。うーん。僕が僕自身でいるためには、僕の文化の中にいることが大切なんだ。日本は...、僕は日本にとても惹かれていたけれど、なんていうかな、訪れるということは一度も考えなかった。」

エドは、困ったような、遠くを見つめるような目で、はにかむように笑う。

「僕がエサレンで住んでいた家を知っているかね。マイケルは、23Aの隣の家を与えてくれたんだ。その家に2年ほど住んだかな。そうそう、僕がエサレンの菜園を始めたんだよ。娘のために人参の種をこうやってパラパラと蒔いたんだ。それが、エサレンの菜園の始まりさ。」


インタビュー・文=鎌田麻莉

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エド・モーピン

心理学博士。ロルファー。1960年代、エサレン研究所の初期の宿泊研修プログラムにリーダーとして関わる中でアイダ・ロルフと出会い、彼女のメソッド、スラクチュアル・インテグレーションを学ぶ。それ以来、現在に至るまで、休むことなくロルファーとして個人セッションを行っている。1970年代、全米で最初に、ボディーワークの分野のマスターコースとして認可されたIPSB(インターナショナル・プロフェッショナル・スクール・オブ・ボディワーク)の創設のために骨を折った。現在、同校の代表を務める。

※ エサレン研究所で、エドが住んだという家は、今でもスタッフの居住にそのままの姿で使われている。また、エドが始めたというエサレンの菜園は、今では、エサレンを訪れる年間1万人を超える人々に、新鮮な野菜を毎日供給するまでに広く大きくなっている。



注)
アイダ・ロルフ 1896-1979。自らストラクチュアル・インテグレーション(身体構造の統合)と呼ぶ、独自の理論によるボディワークを創設した。1960年代、ゲシュタルト・セラピーの創始者、フリッツ・パールズを施術したことがきっかけで、エサレン研究所を訪れるようになり、エサレンで施術者やインストラクターの養成を行った。「ロルフィング」とは、エサレン時代にエサレンの人々が、彼女のワークを呼んだ愛称である。この「ロルフィング」という名称が、彼女のワークとして広く知られるところとなり、現在はロルフ研究所(コロラド州)の登録商標となっている。

ディープ・ティッシュー        :深部組織に働きかける手技の総称
ストラクチュアル・インテグレーション :アイダ・ロルフ博士が創始したボディワーク。                    ロルフィングとも呼ばれる。
マッスル・スカルプティング      :筋組織を深くなぞっていく手技。



ロルフィングについて

ロルフィングと言う名の由来は、創始者アイダ・ロルフ博士の名前からつけられたもので、元々ロルフ博士がストラクチュアル・インテグレーション(S・I)と呼んでいた技術のあだ名みたいなもので、創始者とそのワークの強烈な印象から”ロルフる”って言う感じで付けられた名称です。
ロルフ博士自身は最初この名前を嫌がっていたみたいです。

ロルフ博士は常々、”ロルフィングは治療ではなく、教育である”と言っていました。それは身体の症状を治すのではなく、個人の持つ身体の可能性を、最大限に生かして機能する様に導く事が、ひいては人格的(感情的、知的、精神的)にも、より高い質を引き出すことになると言う彼女の自論によります。病的症状が改善されるのは重力のおかげと言うことにしていました。以下、ロルフィングのキーワードといえる重力・可愬性・総合性・成熟について簡単に説明します。

重 力
ロルフィングについて語るときに欠かせない重要な要素が重力です。人間が地球上で生存する限り重力は普遍的に存在し、私たちは重力の存在ゆえに真っ直ぐという感覚を持つことが出来るのです。常に垂直にかかる重さの流れに対して自分の体重が負担になったり、また逆に安定を感じたりします。二本の脚で身体を支えるには、どの様に身体の重さが足までたどり着き、地面からの支えがどのように頭までたどり着くかという事が問題なのです。
 ロルフ博士は生徒達に”ロルフィングはシャーマニズムに近い”と発言した事があります。それは、ロルファー(施術者)がお祈りをするという様な事ではなく、普遍的な存在である重力と、人々とのより良い関係を取り成す媒体であるという事だと思います。


可愬性

身体の可塑性ということも大きな要因です。結合組織の変化により身体はある程度形を変えることが出来ます。我々が主に働きかけるのは、筋筋膜と呼ばれる筋肉組織をくるんでいる結合組織です。筋肉と分けて考える事の出来ない組織ですが、筋肉から腱、骨膜、靭帯へと膜組織のリレーを通して身体全体を視野に入れています。一部分の不都合に囚われるのではなく、全体との関係で部分を見、部分的アプローチが何処に全体に反映するかを感じ取れるように働きかけます。
ロルファーは膜組織の癒着を剥がしたり、色んな方向に拮抗してバランス状態を変えていきます。
そうして変化したものはそのまま変わりなく維持されるのではなく、常に良くも悪くも変わり得ます。身体は何もしなくても新陳代謝を繰り返し環境や使い方の刺激に適応し変化し続けているのです。

総合性

ロルフィングは、身体の一部を治そうとか良くしようという発想ではなく、身体全体ひいてはその人全体が単一の存在としてどのような現われを成しているか、より良い現れ方は可能かという見方をしています。人間はもともと単一の細胞(受精卵)から分化した、未だかつてパーツを分離させた事のない存在ですから、どのような状態であれ、常にある種の統合性を保っているわけですが、ロルフィングはその統合性のより良い表現を模索していると言っても良いでしょう。身体の中の悪い部分を取り替えたり、修理したりという発想とは視点を全く異にしているのです。今ある中でどの様な関係性を見つけ出すかと言う事なのです。
どのようにより良い統合を模索するかについてですが、まずは重力に即した状態で無理なく、無駄なく立てるか、そのためにそれぞれのパーツがそれぞれのすべき仕事を全員一致で行っており、足を引っ張る因子がいないかを見ています。それは総ての動作に尽いて同様で、ある動作をするために身体のパーツが全員一致で働ける様な、個々のパーツの働きと連係を見い出したいのです。ほとんど総ての人は、あるパーツまたは複数のパーツが全体の意向とは無関係の動作を行っていると考えて良いでしょう。もちろん完璧になることはないので、誰もがより統合された状態に近づける余地を持っているとロルファーは考えます。病んでいようが、無病であろうが、誰もがより統合された状態に近づく途上にあるという事です。

成 熟

ロルフ博士は、また、成熟ということについて考えました。例えば、大人の顔をしていながら子供のような体つきであるとか、大人の身体に子供のような顔とか、下半身だけが幼児体型だとか、色んな組み合わせで成熟度合いが統合されていない事もよくあります。これは身体の見栄えと言うだけではなく心理的にも反映している事のように思われます。ここでも全体を通してお揃いになる事、その年齢に見合った統合の在り様があるのです。年齢相応のらしさ、1歳なら1歳、40歳なら40歳に見合った行動として表され得る、身体的充実と人格的充実を成熟と見ています。そういう意味でロルフ博士は、ロルフィングを通じて成熟した人々による成熟した行動によって成り立つ成熟した社会と言うものを夢見ていたようですが、機は成熟していない様です。


文=幸田 良隆

:ロルフ研究所(コロラド州)を1987年に卒業。ロルファーとして活動を始める。日本人では最初のロルファー。1989年帰国した。1993年頃から海外から講師を招いて、クレニオ・ワーク、センサリー・アウェアネス、コンティニュアムなどのワークショップを企画し始め、1999年頃から、クロニック・スチューデンツとしてワークショップ開催を行っている。現在、東京、京都、大阪でロルフィング、クレニオ・ワークの個人セッションを行う。

この文章は、日本のロルファーの第一人者である幸田良隆さんからご好意によって、寄稿いただきました。
現在、日本ではアイダ・ロルフ博士によるメソッドは、「ロルフィング」「S.I.(ストラクチュアル・インテグレーション)」「シン・インテグレーション」などの名称で実践されています。


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一般社団法人ゆったりセラピー協会
http;//bodyworkjp.org/

2014年5月27日火曜日

ゆったりセラピー・アプローチの概要

2014年7月20日21日に関西大学で行われる
「身」の医療研究会の講師として招かれていますが、
そこでゆったりセラピーの概要についてお話をする予定です。
以下、紹介の文章をまとめてみましたので、ここにも掲載いたします。


ゆったりセラピー・アプローチの概要

ゆったりセラピーは、カリフォルニア州エサレン研究所で1960年代から実践され始め、以来、ソマティックス、ソマティック心理学や東洋の身心技法を取り込みながら発展してきたエサレン(R)ボディワークがもとになったアプローチです。

「ゆっくりと」「深くふれていく」 ことが特徴です。
「ゆっくりと」触れて行くことで、原始感覚系が刺激され、ここちよさ、安心感、信頼感、自己肯定感といった情動が喚起されます。そのゆっくりさは、毎秒およそ5センチと言われます。
「深く触れていく」とは、深部組織を刺激することを意味します。そのために、寄りかかりを使った十分な圧と返し、ゆらし、動き、ストレッチなどの多彩な触れ方を用います。
こういった刺激により施術を受けた人は「奥底に触れられた」と感じるのです。この体験は肉体的精神的安らぎと統合感をもたらします。
他のボディワークと決定的に異なるのは、「触れられることの充足感、安心感」に着目していることでしょう。ボディワーカーは、往々にしてどのようにクライアントのからだに働きかけるかに集中し、クライアントがどのようにタッチを感じ受け入れるのかということについてはあまり注意を払わないものです。
また、一般的にはクライアントもボディワーカーの働きかけによってどのように自分のからだが変化するのかを期待し、自身の内的な感覚に注意を払うことを忘れがちであり、また自身の感覚体験にさしたる期待感をもたないものです。

ゆったりセラピーのセッションでは、施術者は、クライアントができるかぎり抵抗感なく安心してタッチを味わえるように配慮しながら進めていくことが求められます。そして、タッチによってクライアントがより深く自身の内的感覚にアクセスするのを助けるのです。そこからもたらされるリラクセーションは、
心身が必要とするさまざまな変化をより自然な形でガイドしていきます。結果として、ゆったりセラピーは、クライアントの自然治癒力の向上に貢献するのです。

ゆったりセラピーは、エサレン(R)ボディワークの長年の日本での実践に基づき、以下のように、現在、日本のリラクセーションサロンで広く行われているメニューとして提供できるよう、プログラムされています。

ゆったり整体
フェイスセラピー
フェイスヒーリング
アロマフットケア
レイキヒーリング
心で触れるボディワーク(全身オイルトリートメント)

ゆったりセラピーの施術者・指導者養成のシステムは、その倫理面も含め、一般社団法人ゆったりセラピー協会によりしっかりと形作られています。西洋のソマティックス、ソマティック心理学や東洋の身心技法、「ゆったりセラピー」=「タッチによるリラクセーション」を通して、日本の心身医学に組織的に導入できることが期待されます。

《講師略歴》 
鎌田麻莉
一般社団法人ゆったりセラピー協会 代表理事

1990年、カリフォルニア州エサレン研究所でエサレン(R)ボディワーク資格認定コース修了、認定取得。ニューヨーク市で2年間、施術者として活動後、帰国。以来、日本のエサレン(R)ボディワークプラクティショナーの草分けとしてセッションを行う傍ら、1999年から2007まで、日本では初のエサレン(R)ボディワーク資格認定コースを主宰、施術者育成に尽力した。2008年、独自のメソッドによる施術者養成を行うために、「心で触れる」ボディワークスクールを開校。2013年、それまでの経験を統合した、日本の実情に見合った施術者・指導者養成を行うために一般社団法人ゆったりセラピー協会を設立、代表理事に就任、現在に至る。


一般社団法人ゆったりセラピー協会

『身』の医療研究会

2014年3月12日水曜日

現代レイキを推奨する理由2

さて、どうして私は、「現代レイキ」を選んだのでしょうか。


それは、土居先生がご著書の中で、
創始者である臼井先生の軌跡を史実として
描かれていたということが大きいです。

土居先生は、ご自分で様々な調査をされて
これが事実だと、ご自分が確信されたことをそのまま
描いていらっしゃり、また、分からないことはそのまま
分からないとお書きになっていました。

そこに一気に引き込まれました。

レイキの発祥ということを、私は始めて
事実として受け止めることができ、著作を読み進めていく中で、
私の中にレイキに対する理解の「核」ができていくのを感じました。

それまでは、いろいろな情報を得たり話を聞いたり、
本を読んだりしても、どうも、私にとっては
ある種の「うさんくささ」がつきまとう感じで、いまひとつ
理解しかねる感じがしていたのです。

その感じは、ここ20年くらいの間に
いわゆる自己啓発セミナーと呼ばれるセミナーや
あるいはスピリチュアルセミナーといったような
セミナーブームというか、そういう流れがあったと思うのですが、
一連の「そういう感じのもの」につきまとう
「うさんくささ」と同等のものでした。

おそらく、そのうさんくささを別の言葉で表現するとすれば、
どことなく理解しかねる感じ、もやもやした感じ
かといってはっきりと否定できない感じのことを
マインド的なコントロールで乗り越えてしまえ!
「あなたの夢がかなうのだから、理解しないってことはないでしょ!」
という、私にとってはちょっと乱暴と思えるやり方とでも
言えばいいのかな、そういうことです。

理解しかねる、納得しかねる、部分を
えいやっと、マインドコントロールで乗り越えられる人と
そうではない人といると思うのですが、
私は後者なのですね。

マインドコントロールというともしかすると
よくないイメージを持たれる方もいるかと思いますが、
そういうわけでもなく、ある意味、言葉の羅列、言葉の力が
納得の要因であり、それで納得する能力のある人と、
言葉の力だけでは理解や納得を得がたく、そこに
常に身体感覚的な落とし込みがないと理解に至りがたい人
とでもいいましょうか、
そういう人がいると思うのです。
ものごとの理解の仕方をおおざっぱに分類すると、ですが。

後者の方はですね、「ボディワーク」に興味をもたれるのではないでしょうか。
前者の方は、「ボディワーク」に興味はわかないと思います。

話が逸れましたが、
ようするに、ボディワーク派の私でも納得感があった、
ということです。

そこら辺の納得感は、是非、
現代霊気セミナー基礎のテキスト、そして基礎、レベル1セミナーで
実感していただけるのでは、と思いますし、
実感していただきたいです。し、土居先生のお書きになった
「癒しの現代霊気法」を読んでいただきたいとも思います。

土居先生は、去年、それまで10年以上使っていた
テキストを全面的に書き直されました。
その結果、通常、レイキセミナーは4段階で構成されるのが
一般的のようですが、現代レイキでは、
レベル0 すなわち、基礎編のテキストが
新しく加わることになりました。
これが結構ボリュームがあって、
これをどのように教えるかは、現代レイキマスターにとっては
新しい課題といえます。
この基礎編が、いわゆる、レイキの歴史的経緯や臼井先生の
志を詳述した内容になっています。レイキに対する
基礎的な理解を深めるものになっているのですね。

ゆったりセラピー協会では、「基礎」レベルの内容として
是非、レイキ・ヒーリングを身につけていただきたいと
いう考え方をしています。レイキ・ヒーリングを実際に行える
実力を基礎的な能力として考えているんですね。
「レイキ・ヒーリングを実際に行える能力」とは、
いわば、ボディワーク的な能力であり、そういうことはある程度
時間をかけて納得し、身体感覚として落としこんで
始めてできるようになるものです。残念ながら、現在多くの
レイキセミナーは、そういうトレーニング的な構成になっていないのが
実情だと思います。
今回、協会で推奨するにあたって、協会としての目的は
受講生に「レイキ・ヒーリングを実際に行える能力」を
獲得していただくことなので、
ただ単に現代レイキであれば、よいということではないことに
気がつきました。現代レイキマスターのみなさんも
まだテキストが去年変わったばかりで、教え方に統一された
考え方があるわけではありませんし、短い時間でレベル4まで
教えられているマスターも多いと思います。

今回、基礎とレベル1を十分時間をかけておこなうという取り組みを
すでにされている、現代レイキの会の会長である岡本知紗さんと
現代レイキの会の理事として4年間、尽力された経験のある
仙台の小澤尚子さんにまずは、最初の協会推奨の
現代レイキマスターになっていただきました。
協会推奨の基準はこれから、もう少し詳しく調整していく
予定ですが、まず第一番は、

レイキセミナーレベル1を、基礎編と合わせて12時間で
行う方 という条件です。
テキストレベルでいうと、
基礎編を6時間
レベル1を6時間
レベル1終了までに2日間かけていただく
という内容です。

また、今後協会推奨を出していく基準として、
協会主催の現代レイキマスター向けの研修会を終了
また、毎年指定の研修会への出席、などの条件を
課していく予定です。
協会として、現代レイキセミナーの内容に対して
ある一定の基準を満たしているマスターに推奨を
だしていく、という考えです。

今年は、お二人だけの予定ですが、
是非、多くの現代レイキマスターに協会推奨に
チャレンジしていただけるような状況を
つくっていけたら、というふうに
鎌田はゆったりセラピー協会代表理事として
考えているのであります。

それはなぜかというと、私はレイキはアチューンメントを受けることが
大切だと考えておらず、(ま、大切なんですが)
何が大切かと考えているかというと、

実際にレイキ・ヒーリングを実践できるようになる、実践する、

という部分が大切だと考えているのです。ですから、アチューンメントを
受けたからといって、それを自分のためだけに使うというのでは、
レイキ実践者としてまた、臼井先生の意図されたこととは、
違うことになってしまうのではないか、と思うのです。

誰かのために、レイキ・ヒーリングを行う実践を
積み重ねて始めてレイキを理解していくと思うのです。
特に、ボディワーク的に対面して実際に触れて行う
ヒーリングを積み重ねて、レイキをいろいろな意味で
「実感」して理解する、
そういう理解の仕方をしていただきたいわけです。

それが、ゆったりセラピーの基礎になる、というのが
協会としての考え方というわけです。
そこら辺は、

「レイキ」の質と「エサレン」の質 も合わせて
読んでいただければと思います。

==
協会推奨現代霊気マスターの小澤尚子さんには
事務局もお引き受けいただいています。
一般社団法人ゆったりセラピー協会

ゆったりセラピー基礎講座お申し込み受付中
「ゆったりセラピーインストラクター」を目指しませんか!









「レイキ」の質と「エサレン」の質


私の理解では、エネルギーは根本は一つのものだと思います。しかし、エネル
ギーをどのようなものと理解し、どのように使っていくか、という意図の 違い
によって、さまざまなエネルギーワークが生み出されていると私は理解しています。
霊気は、根本のエネルギーの性質について理解し、その根本のままに使おうとす
る方法です。

私が特に施術者に霊気を通して学んでもらいたいと考えている質は
「念の力を使わない」ということです。
施術者は、クライアントを「自分の意のままにコントロールしたい」
という欲求に駆られるものです。その人の質がどうこう、というものではなく、
施術者とクライアント、という関係性というものは、
施術者のマインドをそのように追い込みやすいのです。

エサレンの質というものは、そこから自由になったときに始めて
達成されます。私は、その意味での「フリースタイル」なのだと捉えています。


「自由」を学ぶのは、思うよりも案外難しいものです。私は、霊気を通して、私の考える「自由の質」をみなさんに学んでいただけると考えているのです。そして、霊気に取り組んでいただくことで、「自由」であるということをしっかりと身につけていただけると考えています。

霊気が日本で生まれたものであることも我々が、忘れてはいけないことだと思います。
霊気の考え方は、日本という環境の中で生まれ育った人間にとっては、
文化的伝統的に受け入れやすく、実践しやすいものだと思います。
霊気は、日本という風土に根ざしたエネルギーワークだと思います。

加えて、霊気のゴールは、人間性、精神性の向上ということが示されています。

それは施術を生業とするものにとっては、やはり置き去りになりがちな要素です。
我々、施術者はどうしても「効果があれば、いいでしょ。」という論理に陥りがちです。
それではいけないのです。

施術という生業を通して、施術者自身が人間的、精神的に成長していくということに
ゴールを置かないと、本当の意味でよい施術にはなりませんし、
クライアントを本当の意味で助けることにはならないと私は常日頃考えています。

霊気を学ぶことを通して、そのような質を学んでいただきたいですし、
学んでいただけると考えています。

==
一般社団法人ゆったりセラピー協会
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現代レイキを推奨する理由1

ヒーリング業界(そういうものがあるとすれば、ですが)では、

「レイキ」は一つのブームをつくった、また世界中の人たちが
魅力を感じ、学び、実践をしている
”もっともポピュラーなヒーリング技法” といってもよいものでしょう。

でも、シンプルであるが故に、その理解のしかたや実践のしかた、
アレンジの仕方がさまざまにできてしまうので、
ある種の混乱や、うさんくささ、神秘主義的傾向に陥りやすい、
または、意図的にそうした動きに取り込まれやすいともいえます。

しかし、そんなことに惑わされてレイキを軽く扱い、
その本質を学ばず、
我々の施術の実践にいかさないとしたら、
それはあまりにももったいないことです。

とはいえ、レイキを学ぶとしたら、誰から、どの流派を学んだらいいのか?
ということは、多くの人が悩むところでしょう。私もその一人でした。

私自身は、ある意味、一連のスピリチュアル・ムーブメントの文脈で
取り上げられる「レイキ」には少なからず、うさんくささを感じており、
長年あまり近づかないようにしていたのですが、(笑)
近づかないようにしているにも関わらず、10年近く主宰していた
エサレンボディワークのトレーニングの受講生たちのおよそ半分は
レイキのアチューンメントを受けており、
本人が感じている感じていないに関わらず、
気がついているついていないに関わらず、
アチューンメントを受けた人の手は
例外なくとてもよい、ということに気がつきました。

「よい」の意味は、エネルギーがでている、ということです。
私は、手からエネルギーのでている人を「彼女(彼は)エナジーハンズだ」
という表現をするのですが、レイキのアチューンメントを受けていなくても
「エナジーハンズ」の持ち主という方はいます。
生まれつき、かもしれないし、何かのきっかけで獲得したかもしれませんし、
そして、面白いことに、「エナジーハンズ」であるかどうかは
自分がそうかどうかに気づいているいないには全く関係ない、のです。

しかし、エネジーハンズであるということは
施術者にとってはとても価値のあることで、
こういっては何ですが、施術が未熟でも、エナジーハンズであれば、
ある種の満足を受け手の方に与えることができるのです。
いや、逆の言い方をすべきでしょう。
どんなに巧みな技を施されても、施術者がエナジーハンズでなければ、
受け手はなんとなく満足しない、満たされない感覚を施術後に
引きずってしまうものです。

こういうことは、モデルとなって多くの受講生の施術を
長年受けているうちに気づいたことです。

ですから、私が自分のスクールを開くときに、私は受講生に
エネルギーワークを学ぶひとつの明確な基準として、
レイキを取り入れようと考えたのでした。
そして、とすれば、どのレイキを取り入れるべきだろうと、
リサーチした結果、土居裕先生の著作に出会ったのでした。

「癒しの現代霊気法」という青色の本です。

これが、今回、一般社団法人ゆったりセラピー協会を設立し
その基礎講座のディプロマ取得に際して、
「現代レイキ」を推奨することにいたった経緯の一番始めの
ストーリーといえるでしょう。

これだけでは、なぜ「現代レイキ」ということの答えにはなりませんし、
どうして、協会推奨マスターを設けるのかという答えには
ならないと思いますので、もう少し、詳しく次回に続けていきますね。

==

一般社団法人ゆったりセラピー協会
=ゆったりセラピー基礎講座お申し込み受付中
「ゆったりセラピーインストラクター」を目指しませんか?


ゆったりセラピー基礎講座への質問


ゆったりセラピー基礎講座の受講をお考えの方からメールで質問をいただきました。
多くの方にとっての 「?」の解決のヒントになるのかなと思いましたので
鎌田がお答えした内容をご本人のご了解を得て、下記に転載しました。
参考にしていただければ幸いです。(転載するにあたり、若干、加筆しました。)


Q:ゆったりセラピー基礎講座への参加を検討中です。前年末から働き始めたサ ロンの整体メニューをこなしながら、整 体とは?から始まり、疑問で一杯です。お客様の期待することに応え、満足をしていただきつつ、と思うと刺激を強くしてしまいがちですが、 強いのは良くないのではと思ったり。日々サロンの型をこれで効くのかなーと不安ながら、気持ちよくを目指して、一押し一押ししています。


A:施術で働き始めると、不安に感じることが次々に起こりますよね。
お客さまの期待に100パーセント応えることは難しいです。
私は、24年間続けている今でもそのように考えています。

サロンで提供している型の意味や意図の理解は不可欠ですよね。
現在、多くのスクールやサロンで施術者を養成していますが、
そのときの問題点は、マニュアルは与えるが、そのマニュアルが目指す
意味や意図を明確に教えない、ということがあるのではないのかなと
私は感じています。
ゆったりセラピー基礎講座では、どうしてそのような触れ方をするのか、
そのような触れ方をするには、どのような心と体の使い方が必要か、
そして、その体の使い方の身体感覚を掴んでいくことを中心に
講座を進めていきます。


Q:着衣でできる整体を経験し始めてからは、男性にも受けていただきやすく、素晴らしい良いものだと思っています。ま た改めて、オイルの難しさを感じています。

A:私も着衣に取り組むようになってから、
改めてオイルの難しさに気がつきました。
私は、オイルを長年行っているので、私としてはオイルを
やるほうがよいのですが、受講生と接していると、
着衣のほうが、短い時間で身に付けてもらえるようだと
気がつきました。

オイルの難しさは、

1、素肌に触れるので、タッチの繊細さがダイレクトにクライアントに伝わり、
その分、施術者のメンタルな要素がより施術に反映されやすいです。

2、タッチを滑らせながら、体重移動を行う、という身体能力が、特にロングス
トロークを行うときに求められると思いますが、その身体能力を事前に 身につ
けている人は少ないようです。よって、練習を積むことによって、その身体能力
を獲得しないといけません。



Q:エサレンの認定はあるのですが、特にロングストロークは難しく、鎌田さまが 指摘されているとおり、エサレン講師陣 の多種多様なスタイルを見て習ったので、特に肘を使うスタイルも最初に習ったので、私は、その重要さを体感出来ていないのだとも、思って います。


A:ロングストロークは高度な身体の使い方を要求されます。でも、その難しさに気
づいているというのは、すばらしいことですね。
エサレン講師の中には、ロングスロトークの何が難しいのか、に気がついてい
ない方も少なくありません。結果として、ロングストロークの意味、意 図が正
しく教えられていない場合が多く、その結果、何がエサレンアプローチなのか、
明確に伝わらない、また、講師自身もそこのところを明確化でき ていない場合
も多いです。

心で触れるボディワークDVD&テキストでは、
基本的な手技をリストアップしていますが、それらは、
エサレンアプローチを実践するのに必要な身体感覚を育てるのに
最低限、必要と考えられるものを厳選しています。
最初は、難しく感じるかもしれませんが、その手技の意味、意図を
よく考えて練習してみてください。
もし、意味や意図が明確に分からない、という場合は
質問していただくことが必要です。

エサレンアプローチの醍醐味は、「フリースタイル」にあることは
私は否定しません。しかし、長年トレーニングを主宰してきて、
そのフリースタイルを支える、基本的な考え方や身体感覚を
身をつけた上でないと、長く続けることは難しいと思いますし、
特にビジネスとして、多くのお客様に満足いただけるレベルのセッションを
提供するには、「基本」と考えられることをしっかり身につけた上で
自分なりのフリースタイルを工夫していくほうが、いろいろな意味で
少ない時間でより多くの成果を実感していただけるのではと思います。


Q: ゆったりセラピー基礎講座受講にあたっては、予習等のため資料配布は受講前にもございますか?インターネットへの接続はあるのですが、 高速接続環境が無いので、動画がみれません。


A:はい、講座は、会員専用サイトから、必要な資料を事前にダウンロードしていた
だく形で進めていきます。動画も豊富にご用意する予定で、現在、その動画の作成に取り
組んでいます。もうすぐ、ゆったり整体のデモ部分はアップできそうです。

できる限り、接続環境を整えていただき、動画をご覧いただきながら
予習復習していただいたほうが、より学習を深めていただけると思います。



Q:ディプロマにはレイキの伝授が必須とのことですが、講習日程の前にレイキを受けることを奨励されていますか?その 場合、ご紹介いただけますでしょうか?


A:いえ、講習後で結構です。
受講生の便宜を図るためと、一定レベル以上のレイキを身につけて
いただくために協会推奨の現代レイキマスターからの受講をお願いすることに
いたしました。セミナー自体も協会で企画することを考え中です。



Q:井本整体の本を読んでいます。導気ということが出ていますが、霊気とは違う気なのでしょうか?レイキの伝授をされ ることがないと、力が弱い、もしくは違うものなのでしょうか?

A:私の理解では、エネルギーは根本は一つのものだと思います。しかし、エネル
ギーをどのようなものと理解し、どのように使っていくか、という意図の 違い
によって、さまざまなエネルギーワークが生み出されていると私は理解しています。
霊気は、根本のエネルギーの性質について理解し、その根本のままに使おうとす
る方法です。
私が特に施術者に霊気を通して学んでもらいたいと考えている質は
「念の力を使わない」ということです。
施術者は、クライアントを「自分の意のままにコントロールしたい」
という欲求に駆られるものです。その人の質がどうこう、というものではなく、
施術者とクライアント、という関係性というものは、
施術者のマインドをそのように追い込みやすいのです。

エサレンの質というものは、そこから自由になったときに始めて
達成されます。私は、その意味での「フリースタイル」なのだと捉えています。


「自由」を学ぶのは、思うよりも案外難しいものです。私は、霊気を通して、私の考える「自由の質」をみなさんに学んでいただけると考えているのです。そして、霊気に取り組んでいただくことで、「自由」であるということをしっかりと身につけていただけると考えています。

霊気が日本で生まれたものであることも我々が、忘れてはいけないことだと思います。
霊気の考え方は、日本という環境の中で生まれ育った人間にとっては、
文化的伝統的に受け入れやすく、実践しやすいものだと思います。
霊気は、日本という風土に根ざしたエネルギーワークだと思います。

加えて、霊気のゴールは、人間性、精神性の向上ということが示されています。

それは施術を生業とするものにとっては、やはり置き去りになりがちな要素です。
我々、施術者はどうしても「効果があれば、いいでしょ。」という論理に陥りがちです。
それではいけないのです。

施術という生業を通して、施術者自身が人間的、精神的に成長していくということに
ゴールを置かないと、本当の意味でよい施術にはなりませんし、
クライアントを本当の意味で助けることにはならないと私は常日頃考えています。

霊気を学ぶことを通して、そのような質を学んでいただきたいですし、
学んでいただけると考えています。

==

一般社団法人ゆったりセラピー協会
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2014年1月1日水曜日

深く触れていく、とは具体的にどういうことでしょうか?

新年いかがお過ごしですか?


新年にあたり、去年書き綴ったメルマガ原稿の中から、
重要と指摘された文(笑、去年11月、関西大学の村川治彦先生にお会いしたときに指摘されました、
で、私、はあ?どれでしょう?なんでしたっけ?みたいな感じだったですが)を
ここに再掲載しておきますね。

もう一度読んでいただけるとありがたいです。
(12月2日に一般社団法人ゆったりセラピー協会を設立登記し、私のこの考えをゆったりセラピーとして普及していく計画ですのでそれに合わせて、若干修正しています。)

==
<2013年9月26日、「エサレンアプローチへの明確な一つの答え」

ロングストロークにはどんな意味があるのでしょう?にて配信>



どのプラクティショナーも十分、   
有能ではないし、   
どのテクニックも十分、   
有効的ではない。   
プラクティショナー自身の絶え間ない成長のみが   
その有能さと有効性の証なのである。    
=トーマス・ハンナ=  (ソマティック教育創始者)      
編ニュースレター02号(1999年発行)より     

 。*。。*。。*。*。。*。    


     
深く触れていく、とは具体的にどういうことでしょうか? 
  
必ずしも ディープワーク、とかディープティッシューなどと呼ばれるテクニックを使って深部組織に触れていくこととは限らない  と私は考えています。   ロングストロークで、十分な寄りかかりを使うと受け手のからだの自然な動きが引き出され、  触れ手が十分にその動きに気づいて、それを尊重して触れて行くというレベルの事を行えば、深部にタッチが届き、触れ手は日常感覚から離れます。   

私は、ストロークを受けたことにより、受け手のからだから生み出される自然な動きを「返し」と呼んでいます。 ロングストロークは、実のところ、入りはじめやストロークを行っている最中よりも、終わりの、手を離していくそのありかたが重要というか、難しいのです。   

多くの受講生をみていて気づくのは、つまり、  受け手のからだの「返し」にタッチを添わせる事が難しいということです。   まず最初の段階として、  「返し」にまったく気づかない

この場合、どんといきなり受け手のからだから手を離してしまいがちです。  もう一つのケースとして寄りかかりが十分でないので受け手のからだに「返し」が起こっていないこれらの段階では、どのようにストロークをつなげていっていいか  分かりませんから、次のストロークをあれこれ考えて行う事になり、結果的にロングストロークになりません。    

次の段階として、「返し」はキャッチできるのだが、その動きに自分のタッチを添わせて行けないということも起こります。  「返し」は微妙で繊細な動きですから、例えキャッチできてもそれに十分に添うようにストロークを「抜いて」いくには、 受け手のからだへの細心の注目と、自分のからだとの対話が必要になります。

 (私としては、キャッチできれば、自然にその動きに添う事ができるのでは?  とも思うのですが、そこら編はどうなんでしょう?)←これは、私からみんな(エサレンアプローチに取り組んでいる人、ゆったりセラピーに取り組んでいる人)への質問です。   

たいてい、習い始めた人というのは、  肩や手首、手のひらに余分な力を入れがちですから、  受け手の繊細で微妙な動きに自分の手のひらをぴったり  添わせるのが難しいのです。    この「返し」の瞬間にどれだけ、触れ手が、 受け手のからだに寄り添えるかということがロングストロークのコアなのです。  受け手は、その触れ手のタッチにより、自分自身の奥底からの  動きに気付き、それを感じ、味わうのです。  その感覚は、解放であり、自分自身であり、広がりであり、 可能性とも感じられるでしょう。   

リラックスはここで起こるわけです。  触れ手は、自分が受け手のからだに向かって何かを行っているときに  受け手のからだにとって有効なことをもたらす事ができる、という信念に一般的には支えられているものでしょうけれど、 私の解釈のエサレンアプローチにおいては、すなわち、ゆったりセラピーにおいては、それは全く逆なのです。   

からだに対して、何かを行おうとするときに解放が起こるのではなくて、  からだから手を放していくときに、ある意味、解放と云える動きが起こる、  その動きの瞬間に立ち会うこと  タッチによって受け手のその動きに触れ、感覚することで  触れ手は、受け手をサポートしガイドするのです。   

そして、受け手の「返し」にガイドされて、  触れ手のストロークは自然と次のストロークへと  つながっていきます。  受け手と触れ手の相互作用、「触れる」「触れられること」による  それぞれの内的な対話とその交流。  

これがロングストロークです。   

考えている暇はありません、「返し」にいかに添うか、 ようするに受け手のからだにいかに寄り添えるか、  それだけで、ストロークは次のストロークへ切れることなくつながっていき、結果的に  ロングストロークになるのです。   

ロングストロークに触れ手としての滑らかさだけを求めると、表面をなでるだけのものになってしまい、ディテールとして、別にディープワークを加えることが  必要になるのではないでしょうか。  それでは、本来のエサレンのアプローチを味わうことは  難しいといえます。丁寧に云えば、私が日本に伝えたかった、  エサレンの質はそこには実現しないと思うのです。   

「返し」に添って行くには、まず、十分な寄りかかりでもって  受け手のからだに「返し」が起こるようなストロークが必要になりますし、  その「返し」、すなわち  ー受け手のからだが解放されるときに起こる自然な動きー  に十二分にタッチを寄り添わせて行くには  触れ手の高度なからだの使い方というか、触れ手自身のリラックス、  内的な対話、および受け手のからだとの対話が必要になってくるでしょう。  

ゆったりセラピーでは、是非その質に取り組んでもらいたいのです。   

こうした内容は、いままで全く語ったことがありませんでしたが、  
このところの講習でスタッフや受講生の方の熱心な取り組みに触発されて、
私の中で明確に認識され言語化され始めました。    

これが、私のセッションの秘密、といっても  いいかもしれません。   

「寄り添う」という表現は、概念的なものとして理解されがちですが、  
ゆったりセラピーにおいては、手法としてそしてからだの使い方として  具体的な行為として存在するのです。   

私のプラクティショナーとしての体験から、  
ゆったりセラピーにおける、こうした「寄り添う」タッチは深部に届き、
内側からの心身の変容をもたらします。 

==
ここまで読んでくれた方に、スペシャルお年玉として、


村川先生との対談のビデオをみていただきましょう!!!

これは、協会サイトがアップできれば、そこに無料動画セミナーとして
掲載する予定なのですが、一足早くごらんくださいね。
ボディワーク、ソマティクスについて、村川先生の体験を中心に私の体験とも
からめて語られています。(51分)