2015年1月10日土曜日

ステップ2「触れられる感覚を引き寄せる」ー気付きをうながすタッチ・4つのステップ

ステップ2「触れられる感覚を引き寄せる」

気付きをうながすタッチ・4つのステップのうちの
ステップ2について考えていきます。

このステップ2の段階では、「触れ方」はとても大きな意味を持つように
なると考えます。というのは、触れ手のタッチの質が丁寧でしかも明確でないと
受け手は、触れられる感覚を引き寄せることができないと私自身の
受け手としての体験から思います。

「触れられる感覚を引き寄せる」
エド・モーピンは、ロルフィングのロルフ博士はすでのこのことを語っていたと
言っています。
「スポンジが水を吸い込むように感覚を引き寄せなさい」
このように触れ手は、言葉によって受け手にうながすこともできるのですが、
しかし、触れ方が十分に丁寧で的確、明確であれば、
私の実体験からは、言葉によらず、受け手は自然にこの段階に入っていくと感じています。

そして、受け手がこの気づきの段階に入ると、
受け手のからだの表面が、解けるように感じるので、触れ手はそのこと
<ようするに受け手がステップ2の段階に入ったということが>
明確に分かると、エドは、述べています。

さて、エサレンアプローチに取り組んでいる皆さん、
そしてゆったりセラピーに取り組んでいる皆さん、
いかがですか?

私は実は、エサレンを日本に伝えた張本人として、
ここの部分がきちんと伝えられたかなーとちょっと危惧してるんですね。
なので、しつこくもこういう原稿を書く原動力にもなっているかもしれないんですけど。

いずれ、このステップ2を理解するには、受け手としてこの段階を
十分に体験しているかどうかということが必要不可欠ではないかと思います。
エサレンアプローチといった場合、この段階の気づきを提供できる質のタッチでないと
エサレンアプローチとはいえないというのが私の認識です。
ですから、ゆったりセラピー協会で行う実技試験では、受験者がこのレベルのタッチに
到達しているかどうかが合否判定の分かれ道になります。もちろん、明確な採点基準というものを示しており、それに従って採点し、合格点に達すれば、合格、というふうにはしていますが、この気づきのレベルのタッチに到達していないとたぶん合格点にはならない採点基準が作れたかなと自負しています。

長年、これでお金をいただいてセッションをしてきた身として、
正直、<エサレンアプローチ>でお金をいただくには、
少なくとも、次のステップ、ステップ3「肉の快」に到達していないと
ビジネスは難しいのではないかという考え方を持っています。

「肉の快」については、また次回、タッチによる気付きのステップ3として
書いてみますね。

「肉の快」については今朝配信したメルマガもそのことをテーマにしましたので、
その記事を貼付けておきますね。
https://mm.jcity.com/MM_PublicBackNo.cfm?UserID=amuesa&MagazineID=1&T=161&tv=



==
一般社団法人ゆったりセラピー協会
http://bodyworkjp.org/

会員サイト
http://yuttari.org/

心で触れるボディワークDVD&テキスト好評発売中
詳細はこちらからご覧になれます。
↓↓↓
http://esalenbodywork.jp/dvd/





2015年1月3日土曜日

ステップ1「触れられる感覚に意識を向ける」ー気付きをうながすタッチ・4つのステップ


どのように、クライアントに気づいてもらうことができるのか、
タッチによる気づきとは、どのように導かれるのか、
ゆったりセラピストは熟知している必要があります。

去年のメルマガ、10月31日に配信した
『 ○○さん、「気づきを促すタッチ」って?』で、
ロルフィングのレジェンド、エド・モーピンへのインタビューで、
彼が語った、気づきを促すタッチー4つのステップーについて
言及しました。

このメルマガでは、4つのステップのうちの

ステップ1

「触れられる感覚に意識を向ける」

について私の所感を述べています。
その記事はこちらからご覧いただけます。

https://mm.jcity.com/MM_PublicBackNo.cfm?UserID=amuesa&MagazineID=1&T=149&tv=


この記事で、私は、このステップ1で難しいのは、
施術側の意識の問題だということを言っています。
改めて読んで、興味深いなーと思いました。

ゆったりセラピーでは、”手をセンサーとして使っていく”ということなのです。
一般的なリラクセーションサロンの施術では、
手をハンマーとして使っているというのが私の認識です。
ようするに、手を凝りをぼぐすハンマーのようなものとして使っているのかなーと
感じる訳です。

ゆったりセラピーは違う、というわけなんですね。
手をセンサー、感覚器官として使って触れていくのです。

長年、施術者養成を行っているとこの転換が
重要なポイントであり、しかも難しいポイントであると実感しています。
トレーニング中に受講生がこの転換を体感し、その感覚を深めていくには
どのように練習すれば良いか、掴めるように指導していくのが
インストラクターの仕事だといえます。

どうして、手をセンサーとして使っていく事が難しいのかというと、
手をセンサーとして使えるからだが必要だからです。
手をセンサーとして使うということは、一番目には、
グラウンディング(足を地につける)
センタリング(軸を取る)
という身体感覚が必要で、「触れる」という行為には、これらを失わせる
「魔力」のようなものがあると思います。
これらを気づかないうちに失って触れるとすると、
肩はあがり、胸を閉じて、圧を腕のちからで加えようということになり、
手のひらの感覚は、同時に失われます。
意識としては、自分自身ができているかどうかに気持ちが集中し、
パートナーのからだからの信号に気がつきません。もちろん、
自分自身の内側の感覚にさえ、気がつきません。

少し前までは、生活の中にたくさん、
グラウンディングやセンタリングの鍛錬になるような動作が
あったと思うのですが、例えば、板の間を拭く、とか、農作業のような
鎌を使ったり鍬を使ったり、また着物を着たり、ぞうりや下駄を履いたり
という行為も身体感覚を深める鍛錬になっていたと思います。

現代では、一日中、パソコンの画面を眺めていたり、
女性であれば、ハイヒールを履いたりというような生活で、
日常の生活の習慣や動作が身体を育ててくれなくなりました。
そこで、手がセンサーとして働きにくくなっているんだなと思います。

手がセンサーとして働くには、上半身はゆるゆるとしていないと
いけないのです。そして、下半身はしっかりと地に足がついている。
現代人は、普通に生活していたら、だいたい逆のからだになってしまいます。
下半身は、ふわふわし(あまり使わない)、
上半身は常に肩に力が入って胸を固めておくというような感じでしょうか。

我々のトレーニングに受講生として入ってもらうと、
まずは、手をセンサーとして使える身体づくり、からスタートです。
もちろん、順番にある一定の手技を覚えてもらうということも
同時進行で行いますが、手技の意図を理解し、正確に行えるか、
そして、受け手のからだに見合ったことを行えるか、は
この手をセンサーとして使えるか、そして、手をセンサーとして使えるからだに
なっているか、ということがとても重要な要素で、
というより、それさえあれば、ゆったりセラピーで行う手技はうまいこと
行きます。そして、そこが最初から最後までもっとも難しい、
というわけです。

さて、触れる側、触れ手が、このステップ1で
難しい鍛錬を要求されるのに比べ、触れられる側、受け手は、
おそらく、どんな触れ方をされても、「触れられれば」
自然とそこに意識が向けられると思います。
我々のからだは、本能的にそういうふうに作られていると言って
よいと思います。
触れられる感覚を敏感に感知、認知する、ということは生存本能に関わることなのです。

だから、どんな触れ方をしても、ステップ1は、受け手にとっては
クリアされるということになりますが、、、
それで、触れ方があまり問題にされないのかもしれませんね。

お腹がすいているときに食べる食べ物は、おいしくなくても
お腹が満たされた、ということでとりあえずの満足を得られるのと
同じようなことなのかもしれません。


今日は、ここまで、ということにいたしましょう。

==
一般社団法人ゆったりセラピー協会
http://bodyworkjp.org/

会員サイト
http://yuttari.org/

心で触れるボディワークDVD&テキスト好評発売中
詳細はこちらからご覧になれます。
↓↓↓
http://esalenbodywork.jp/dvd/