自分の施術に値段をつける
うろ覚えのところもあるんですが、
私の東京デビュー(笑)、1998年のことでしたが、
南新宿のマンションの一室の間借りで始めるにあたって、
自分の施術につけた最初の値段は、
エサレンマッサージ75分(全身オイルトリートメント) 13,000円
(最初は、エサレンマッサージって言ってたんですね。
それから故あって2年後にエサレンボディワークと 改名。)
です。これを書いてみて多少びっくり。
実は、21年後の今、私は岩手県花巻市の大沢温泉 山水閣内の
サロン、リラクセーション水心(すいしん)で、
心で触れるボディワークワーク80分 13,000円で行っています。
ほぼ変わっていなかった。
(もちろん今は消費税があるのでお客様の支払金額は、14,040円ですけれど)
この最初の値段をつけるときに考えたのは、
私は、エサレンアプローチを日本にデビューさせる1番目の人になる、
ということでした。
ということは、私の価格が、これから後に続く人たちの
基準になる、 果たしてこれで良いか、ということでした。
なかなかプレッシャー感、高かったです。
このとき、参考にしたのは、
その当時、青山にできていたちょと贅沢感のあるリトリートサロンの価格。
また、東京都内では、わずかながら、アロマセラピーの
全身オイルトリートメントが出始めていました。
その価格帯は、12,000円ー15,000円だったかと思います。
また、横文字系の様々なボディワーク、
つまり米国から入ってきたソマティック系の
施術の料金もこの価格帯でした。
(もう少し高い価格もあったかもしれない。。。 )
私はあまり興味はありませんでしたが、
多分、スピリチュアル系の様々なセッションもこの価格帯だったかと思います。
それらを参考に決めたわけです。
何人かの方々に相談もしました。
一人のヘラーワークというボディワークのセッションを行っている方から
(実はこの方が私に東京でのスペースを提供してくださったのでしたが、)
エサレンをやるんだったら、その希少性から考えてももっと高くしてもいいのじゃないか、
2万円以上でも 全然高くないと思うよ、と。
でも私は、希少さを売りにする気は全くなくて、
私が、エサレンで学んだ触れ方の基本は、普遍的なものであり、
触れることを仕事とする人には、どうしても必要なもの、
学ぶべきものではないかという認識でした。
つまり、触れるコンセプトとして、手技のノウハウ云々ではなくて
それよりももっと奥にある、根源的なものを伝えたかったのです。
そしてそれは、誰にとっても人間であるからには重要なことであるという思いから、
だけれども、現代日本では失われている、と感じてもいたから、
どうしても普及させたかった。
だから、より一般的な価格で、
でも、クィックマッサージではない価格、
を選んだのですね。
今思い返すと、まあまあいい選択だったのではないかと思われます。
その後、21年の間に
様々なサロン運営を経験しましたが、
全身オイルトリートメントは基本的に
この価格で、そしてのちには
着衣のままで受けられる、いくつかの施術メニューを
この価格帯より安い価格で出しています。
そして、ゆったり整体に至っては、
それを初めて目にしたときには安い!と思った
10分間1,000円(30分以上の受付)で
岩手県は花巻市内で提供しています。
そして、現在は、たくさんリラクゼーションサロンができている現状で
それよりも安い価格が、どうやら一般的になっているわけです。
1泊5万円という高級温泉旅館内のサロンでは、
2万円台のメニューも展開しました。
その時期には、都内の高級スパと目されるところは
一通りサービスを受けに行ってみましたが、
3万円以上の価格 を支払ってみると
施術の質の差に支払っているというよりは
設備の豪華さに仕方なく(笑)支払っているという感じでしたー
触れる、ということはシンプルなことです。
そのシンプルなことに値段をつけてそれを生業にしていくのです。
昨今は、起業のノウハウや集客のノウハウが
喧しく情報として提供されるようになりました。
でも、このところ、この価格・料金について考えているうちに
一番大切なのは、自分の施術に対する信頼感・自信、が
根本なのではと改めて思います。
そこをなおざりにして起業や集客のノウハウそ活かせるわけはないのですよね。
施術の質、触れることの質が、ジワリと滲み出て
お客様に長くご贔屓にしてもらえることが商売の基本ではないかと思います。
1、2年でどうこうと考えず、 少なくとも5、6年のレンジでプランしてほしいな。
そして、施術の腕は経験を積めば積むほど上がるから、
10年20年という単位で、自分のセラピスト人生を考えてもらいたいと思います。
もちろん、施術で身体を壊すなんてもってのほかです。
というわけで、施術でからだ育てができる
ゆったりセラピーは、
習うと、いいのではないでしょうか。
というか、セラピストにとって必要なノウハウでもある、と思う。
さて、自分の施術に自分で価格を決めていくときに
大切なのはどんなことでしょう?
私は、「ビジョン」だと思います。
また、具体的なイマジネーションも大事ですね。
競合しているビジネスは何か、と探して
それをリサーチすることも欠かせません。
目先の1年2年のことをイメージするのではなくて
少なくとも5年後6年後、自分のサロンがどのように運営できているか
イメージを膨らませてみたらいいんじゃないかなー
そこから価格を導き出してみてください。
多少高い感じがしても、
高いのは、値引きできるけど、
やっっぱり安すぎた、と言って簡単に値上げできるものではないんだよね。
これまで、最初に安めの料金設定をしてしまって
やっているうちに少し自信が出てきたり、手間暇を経験して
やっぱり、もう少し あげたいとなって、
なかなか上げられない、という悩みは、これまでいっぱい聞いています。
でも、もちょっと安くても提供できるかな、
という選択ならやりやすいのです。
サロン運営という視点からは、高めの設定のメニューも
メニュー表に載せておくというのは重要な戦略だと思います。
いくつかの価格帯をメニュー表に載せて
自分のお客様がどの価格帯のものを最も選ぶのか
冷静にみていくことも大切です。
それによってメニュー構成や価格帯をじわりと変えていく工夫も必要です。
また、価格帯によって、ある一定の顧客層があることにも気づくでしょう。
GOOD LUCK!!!
私は、みんなが小さい商売をして成り立つ社会は
結構バランスのとれたいい社会になるのではと考えています。
なので、起業を特別なことと考える感じはないんですよね。
もちろん、これは自分の生育環境から得た価値観でもありますが。
誰もが小さい商売をして生きていると、
お互いに気遣い合い、礼節というものを考え守り、寛容さを学び、
倫理観を持ってコミュ二ティの中で助け合おうとすると思うのです。
それが、業をはげむということであり、
(レイキの五戒ということの中にもありますが、、)
そういうことが、幸せというものではないかと思うのです。
自分のやりたいことは何か、と考えすぎるのは
ある意味、罠でもあって、
自分が持って生まれた使命は何か、あるいは
自分に与えられた天命があるとすればそれは何か、と考えてみることも
幸福感や充実感を感じるには、
必要なことではないかと思うのです。
かくいう私は、エサレンアプローチを日本に伝えることが
自分の使命であると捉えて長年そこでやり続けてきました。
最近は、実は、 少しその気持ちに変化を感じます。
私が本当に伝えるべきことは、
「和の身体技法」であり、
”奪われたからだ”を取り戻すことではないか、
と いう気持ちが芽生えてきたのです。
そんな気持ちで毎日セッションを積み重ねるようになりました。
それが、私にとってのゆったりセラピーなんですね。
しかし、ここにたどり着くためには
日本を出て単身アメリカに渡り、エサレン研究所に出会い、
エサレンボディワークというものにコミットして
それを日本で実践することを模索する、という長年の行為が、
必要だったことは疑いありません。
さて。
セラピストとして生きることが
使命ではないか、と気づかれた皆さん、
ぜひ、ゆったりセラピストになって欲しいです。
前のブログも合わせて呼んでね。
「価格競争!?、価格破壊!? 」
==
社)ゆったりセラピー協会の行う
3つの施術者トレーニングのうちのどれかを 受講し、
レポート提出・実技試験合格をクリアすれば、
ゆったりセラピスト®︎として認定されます。
==
社)ゆったりセラピー協会の
施術者養成 3つのトレーニング
ゆったりセラピー基礎講座
心で触れるボディワーク本格コース
フェイス・ヒーリングコース
==
<心で触れるボディワーク無料TV講座>
ー毎月一回中継 ー
詳しくはこちらから
http://bodyworkjp.org/kokofure-webseminar/
鎌田が行うゆったりセラピーのデモンストレーション
<ゆったりセラピー施術の要TV講座>
詳しくは、こちらから
http://bodyworkjp.org/kaname-webseminar/
==
【書籍】
「~世界で愛される癒しのエサレンメソッド~
心で触れるボディワーク」
詳しくは、こちらから
http://bodyworkjp.org/shoseki-kokofure/
また、上記の書籍に書ききれなかった
社会神経系については、
【「なぜ、顔なの?」メール講座】
に書いています。
詳しくはこちらから
http://bodyworkjp.org/face-healing-mail/
フェイス・ヒーリングコースに興味のある方は
まずは、このメール講座からおはじめください。
==
社)ゆったりセラピー協会
http://bodyworkjp.org/
鎌田麻莉の公式無料メルマガ
「エサレンアプローチへの一つの明確な答え」
(月3−4回配信)
登録はこちらから
https://mm.jcity.com/MM_PublicSubscribe.cfm?UserID=amuesa&MagazineID=1&MoreItem=1
私の東京デビュー(笑)、1998年のことでしたが、
南新宿のマンションの一室の間借りで始めるにあたって、
自分の施術につけた最初の値段は、
エサレンマッサージ75分(全身オイルトリートメント) 13,000円
(最初は、エサレンマッサージって言ってたんですね。
それから故あって2年後にエサレンボディワークと 改名。)
です。これを書いてみて多少びっくり。
実は、21年後の今、私は岩手県花巻市の大沢温泉 山水閣内の
サロン、リラクセーション水心(すいしん)で、
心で触れるボディワークワーク80分 13,000円で行っています。
ほぼ変わっていなかった。
(もちろん今は消費税があるのでお客様の支払金額は、14,040円ですけれど)
この最初の値段をつけるときに考えたのは、
私は、エサレンアプローチを日本にデビューさせる1番目の人になる、
ということでした。
ということは、私の価格が、これから後に続く人たちの
基準になる、 果たしてこれで良いか、ということでした。
なかなかプレッシャー感、高かったです。
このとき、参考にしたのは、
その当時、青山にできていたちょと贅沢感のあるリトリートサロンの価格。
また、東京都内では、わずかながら、アロマセラピーの
全身オイルトリートメントが出始めていました。
その価格帯は、12,000円ー15,000円だったかと思います。
また、横文字系の様々なボディワーク、
つまり米国から入ってきたソマティック系の
施術の料金もこの価格帯でした。
(もう少し高い価格もあったかもしれない。。。 )
私はあまり興味はありませんでしたが、
多分、スピリチュアル系の様々なセッションもこの価格帯だったかと思います。
それらを参考に決めたわけです。
何人かの方々に相談もしました。
一人のヘラーワークというボディワークのセッションを行っている方から
(実はこの方が私に東京でのスペースを提供してくださったのでしたが、)
エサレンをやるんだったら、その希少性から考えてももっと高くしてもいいのじゃないか、
2万円以上でも 全然高くないと思うよ、と。
でも私は、希少さを売りにする気は全くなくて、
私が、エサレンで学んだ触れ方の基本は、普遍的なものであり、
触れることを仕事とする人には、どうしても必要なもの、
学ぶべきものではないかという認識でした。
つまり、触れるコンセプトとして、手技のノウハウ云々ではなくて
それよりももっと奥にある、根源的なものを伝えたかったのです。
そしてそれは、誰にとっても人間であるからには重要なことであるという思いから、
だけれども、現代日本では失われている、と感じてもいたから、
どうしても普及させたかった。
だから、より一般的な価格で、
でも、クィックマッサージではない価格、
を選んだのですね。
今思い返すと、まあまあいい選択だったのではないかと思われます。
その後、21年の間に
様々なサロン運営を経験しましたが、
全身オイルトリートメントは基本的に
この価格で、そしてのちには
着衣のままで受けられる、いくつかの施術メニューを
この価格帯より安い価格で出しています。
そして、ゆったり整体に至っては、
それを初めて目にしたときには安い!と思った
10分間1,000円(30分以上の受付)で
岩手県は花巻市内で提供しています。
そして、現在は、たくさんリラクゼーションサロンができている現状で
それよりも安い価格が、どうやら一般的になっているわけです。
1泊5万円という高級温泉旅館内のサロンでは、
2万円台のメニューも展開しました。
その時期には、都内の高級スパと目されるところは
一通りサービスを受けに行ってみましたが、
3万円以上の価格 を支払ってみると
施術の質の差に支払っているというよりは
設備の豪華さに仕方なく(笑)支払っているという感じでしたー
触れる、ということはシンプルなことです。
そのシンプルなことに値段をつけてそれを生業にしていくのです。
昨今は、起業のノウハウや集客のノウハウが
喧しく情報として提供されるようになりました。
でも、このところ、この価格・料金について考えているうちに
一番大切なのは、自分の施術に対する信頼感・自信、が
根本なのではと改めて思います。
そこをなおざりにして起業や集客のノウハウそ活かせるわけはないのですよね。
施術の質、触れることの質が、ジワリと滲み出て
お客様に長くご贔屓にしてもらえることが商売の基本ではないかと思います。
1、2年でどうこうと考えず、 少なくとも5、6年のレンジでプランしてほしいな。
そして、施術の腕は経験を積めば積むほど上がるから、
10年20年という単位で、自分のセラピスト人生を考えてもらいたいと思います。
もちろん、施術で身体を壊すなんてもってのほかです。
というわけで、施術でからだ育てができる
ゆったりセラピーは、
習うと、いいのではないでしょうか。
というか、セラピストにとって必要なノウハウでもある、と思う。
さて、自分の施術に自分で価格を決めていくときに
大切なのはどんなことでしょう?
私は、「ビジョン」だと思います。
また、具体的なイマジネーションも大事ですね。
競合しているビジネスは何か、と探して
それをリサーチすることも欠かせません。
目先の1年2年のことをイメージするのではなくて
少なくとも5年後6年後、自分のサロンがどのように運営できているか
イメージを膨らませてみたらいいんじゃないかなー
そこから価格を導き出してみてください。
多少高い感じがしても、
高いのは、値引きできるけど、
やっっぱり安すぎた、と言って簡単に値上げできるものではないんだよね。
これまで、最初に安めの料金設定をしてしまって
やっているうちに少し自信が出てきたり、手間暇を経験して
やっぱり、もう少し あげたいとなって、
なかなか上げられない、という悩みは、これまでいっぱい聞いています。
でも、もちょっと安くても提供できるかな、
という選択ならやりやすいのです。
サロン運営という視点からは、高めの設定のメニューも
メニュー表に載せておくというのは重要な戦略だと思います。
いくつかの価格帯をメニュー表に載せて
自分のお客様がどの価格帯のものを最も選ぶのか
冷静にみていくことも大切です。
それによってメニュー構成や価格帯をじわりと変えていく工夫も必要です。
また、価格帯によって、ある一定の顧客層があることにも気づくでしょう。
GOOD LUCK!!!
私は、みんなが小さい商売をして成り立つ社会は
結構バランスのとれたいい社会になるのではと考えています。
なので、起業を特別なことと考える感じはないんですよね。
もちろん、これは自分の生育環境から得た価値観でもありますが。
誰もが小さい商売をして生きていると、
お互いに気遣い合い、礼節というものを考え守り、寛容さを学び、
倫理観を持ってコミュ二ティの中で助け合おうとすると思うのです。
それが、業をはげむということであり、
(レイキの五戒ということの中にもありますが、、)
そういうことが、幸せというものではないかと思うのです。
自分のやりたいことは何か、と考えすぎるのは
ある意味、罠でもあって、
自分が持って生まれた使命は何か、あるいは
自分に与えられた天命があるとすればそれは何か、と考えてみることも
幸福感や充実感を感じるには、
必要なことではないかと思うのです。
かくいう私は、エサレンアプローチを日本に伝えることが
自分の使命であると捉えて長年そこでやり続けてきました。
最近は、実は、 少しその気持ちに変化を感じます。
私が本当に伝えるべきことは、
「和の身体技法」であり、
”奪われたからだ”を取り戻すことではないか、
と いう気持ちが芽生えてきたのです。
そんな気持ちで毎日セッションを積み重ねるようになりました。
それが、私にとってのゆったりセラピーなんですね。
しかし、ここにたどり着くためには
日本を出て単身アメリカに渡り、エサレン研究所に出会い、
エサレンボディワークというものにコミットして
それを日本で実践することを模索する、という長年の行為が、
必要だったことは疑いありません。
さて。
セラピストとして生きることが
使命ではないか、と気づかれた皆さん、
ぜひ、ゆったりセラピストになって欲しいです。
前のブログも合わせて呼んでね。
「価格競争!?、価格破壊!? 」
==
社)ゆったりセラピー協会の行う
3つの施術者トレーニングのうちのどれかを 受講し、
レポート提出・実技試験合格をクリアすれば、
ゆったりセラピスト®︎として認定されます。
==
社)ゆったりセラピー協会の
施術者養成 3つのトレーニング
ゆったりセラピー基礎講座
心で触れるボディワーク本格コース
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==
<心で触れるボディワーク無料TV講座>
ー毎月一回中継 ー
詳しくはこちらから
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鎌田が行うゆったりセラピーのデモンストレーション
<ゆったりセラピー施術の要TV講座>
詳しくは、こちらから
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==
【書籍】
「~世界で愛される癒しのエサレンメソッド~
心で触れるボディワーク」
詳しくは、こちらから
http://bodyworkjp.org/shoseki-kokofure/
また、上記の書籍に書ききれなかった
社会神経系については、
【「なぜ、顔なの?」メール講座】
に書いています。
詳しくはこちらから
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