「返し」が重要なんです。
ゆったりセラピーは、
命の尊厳を取り戻していく試みとも言えるし
本来、命に備わった内側の力(生命力あるいは自然治癒力)を
タッチによって引き出していく試みです。
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ゆったりセラピーの大切な触れ方は2つだけ。 「ただ触れる」 と 「寄りかかって触れる」 とお伝えしているのですが、 なぜ、寄りかかって触れるのか、というと 実は、”返しを捉える”ためなんです。 圧を加えるため、ではないんですね。 押圧と寄りかかりは、基本的に違うものです。
もちろん、寄りかかりによって 受け手が感じる圧というのはあるのですが、 それは圧迫感とは違った質のものです。 押圧による圧迫感も ゆったりセラピーの寄りかかりの心地よさや 開放感を味わった体験がなく、 日常的に強いストレスを感じている方ですと そこそこ「気持ちいい」と感じるよんですよね。 全然触れられない、よりは たとえ、押圧による力任せの触れ方でさえも 私たち人間は、触れられることを求める、 触れられたい、と求めるものなのだと思います。 だけれども 触れる側、つまりセラピストが そこに甘んじているのはいただけないなーと思います。 タッチのプロとして、 ぜひ、寄りかかって触れる質を提供できるように なってほしいなと思うのです。 残念なことに 治療、リラクセーション関わらず、 触れる側も触れられる側も 「押圧」「圧迫」が当たり前になってしまっている現状なんですよね。 私的には なんでこういうことになってしまっているのだろう・・・ おかしいでしょ、と思ってます。 もしかすると 医療があまりにも 侵襲的なものに傾きすぎて あるいは医療に限らず、 現代文明そのものが侵襲的、であり、 そのせいで、 私たちは、本来的な”命の尊厳”ということに対して 鈍感になってしまっているのかもしれません。 現代文明は、 暴力というものを必要悪として受け入れる 精神性を私たちの内側に育ててしまってはいないでしょうか。 非侵襲的アプローチということからいうと 押圧、という触れ方は侵襲的なんです。 そうすると私たちの中に残存するわずかな野生は否応なく反応し、 カラダは防衛的になる。 つまり、本当にはリラックスしない。 そして本来のイノチの力は発現しない。 自然治癒力が働かない、ってことなんです。 ゆったりセラピーでは、 施術の際に生じる、受け手のカラダの内側からの動きのことを 返し、と呼んでいます。 それは、大きな動きのこともありますが、 微細な動きのこともあります。 それらは、寄りかかって触れる、ことによって 生じるんですね。 そこらへんを、今度のゆったりセラピー施術の要講座では デモで見てもらえたらいいなと思っています。 うまくいくといいな~ というのも相互作用的なものなので 受けてくれる人のカラダの状況によるんですよね。
そういう意味では、エサレンアプローチで特徴的と 言われるロングストロークも 寄りかかって触れて、返しに気づき、寄り添い、 捉えていたら、そうなってた、という類のもので 自然発生的なものなんです。 ストロークをつなげなきゃ、とか ゆっくりしなくちゃ、とか 間を取らなくちゃ、とか 頭で考えてそうしたわけではないんです。 相手のカラダに相互交流的に触れていったら ストロークがつながっていった、 じゃあ、それをロングストロークととりあえず 呼ぼうかな、みたいな感じですよ。 そういう意味では、ロングストロークを メソッドとして伝えていくのは難しいのかもしれません。 伝えるとするなら、「寄りかかり」、そして「返し」を捉えていくあり方と、 カラダの使い方なのだろうと思います。 それらを、技といっていいのだと思います。 ゆったりセラピーを学ぶ皆さんには、 ぜひ、その技をしっかりと身につけてほしいなと思っております。
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