「和のカラダ」を探求し実践します

11月 15, 2020

「和のカラダ」を探求し実践します

ゆったりセラピーが何を目指しているものなのか、

それは、エサレンアプローチをおよそ30年探求してきた
私が、たどり着いた一つの答えでもあるのですが、

ゆったりセラピストが共有する７つの理念を書きました。

そして、それをこのところ、一つづつ解説しています。

４番目は「和のカラダ」を探求し実践します

尚、全文は、以下のページに掲載しています。
https://bodyworkjp.org/協会理念・概要/

ゆったりセラピーの大きな特徴は、

触れる質を高めるためには
カラダの使い方を精査していけばいい、ということを
明らかにしたことでしょう。

そして、そのカラダの使い方を
「和のカラダ」と呼んでいます。

何故ならば、ゆったりセラピーが提唱する
カラダの使い方の中心は「すり足」と呼ばれる
日本の伝統的な武術や芸能で使われる足さばきなんですね。

でも、「和の」ということばを使うのは
そればかりが理由ではありません。
「和」には「調和のとれた」、や
「統合された」という意味があります。

ゆったりセラピーは、
心身の調和と統合を目指して行う施術の体系です。
「和のカラダ」は、ココロとカラダのバランス、
調和、統合も意味しているのです。

ゆったりセラピーは、東洋の伝統である
心身一如を実現するためのものなのです。

もともとエサレンボディワークという
カリフォルニア、エサレン研究所でできたアプローチなのに
「和のカラダ」なの？

と思う方もいるかもしれません。
でもエサレン研究所の設立趣旨を見てみると
そこには、西洋の精神分析の手法と東洋の身体技法の統合
という意図がもともとあるんですね。

全身オイルトリートメントであるエサレンボディワークが
日本での実践を経て、

着衣の施術である日本的なスタイルの「ゆったり整体」と、

オイルを使った西洋のスタイルの全身の施術である、
和のココロとカラダで行う「心で触れるボディワーク」を
生み出しました。

ゆったりセラピーで行う施術には

他にも「アロマフットケア」
「フェイスセラピー」
「フェイスヒーリング」
「ゆったりセラピーハンドケア」
「レイキヒーリング」

がありますが、
これらも全て「和のカラダ」をベースにしたものです。

また、これらは
現在、日本でボディケアサロン、あるいは
リラクセーションサロンで行われている施術内容に
準じるように構成してあるので
エサレンアプローチを取り入れていただきやすく
なっていると思います。

「和のカラダ」には、もう一つ
時を超えて受け継がれてきた古来の人々とカラダの使い方を通して繋がっていく、という意味もあります。

古来の人々は、自身のカラダの自然を感得して

無理のない使い方、
合理的な使い方を伝統的にしてきたのです。

そしてそれを生活の中で実践するよう受け継いできました。「
「和のカラダ」には、そういう意味もあります。

私たちは、身体教育という面では、
実は学校教育の中で「和のカラダ」とは真逆の教育を受けてきました。

だから、最初は、ゆったりセラピーのトレーニングを受けてもあれっ？とちょっと混乱します。

だって、それまで真逆のことを教えられ、
無意識レベルで一生懸命実践してきたのですから

しばらく忍耐が必要ですが、必ず身体は応えてくれます。

そして、それに伴いココロの変化も実感するでしょう。

和のカラダを実践すると、施術者には、
触れる質を高めるだけではないもう一つの福音が訪れます。
それは、自身のカラダを痛めない、ということです。

多くの施術者が、自分のカラダを痛めながら施術をしています。
それは、体軸をねじり、関節に無理な力をかけて不自然な使い方の癖で
施術を行なっているからなんですね。

ゆったりセラピーのトレーニング、
ゆったりセラピー基礎講座（ゆったり整体）、
心で触れるボディワーク本格コース（全身オイルトリートメント）では、

基本的なカラダの使い方から実習していき、
「和のカラダ」の有りようを学んでいきます。

４番目のゆったりセラピーの理念は、

「和のカラダ」を探求し実践します

ゆったりセラピーの触れ方は、「和のカラダ」によって実現されます。和の、とは、統合され調和の取れた、という意味であり、同時に古来の人々がその長い歴史の中で実践し受け継いできた、という意味です。私たちゆったりセラピストは、和のカラダの使い方を学び、探求し、実践します。和のカラダを探求することは、地球とつながり、自分自身とつながり、途切れることなくつながる命の一つとして生きる方法です。