「WILD」 ワイルドであることは、自由ですか?

私が本格的に、「エサレン」の旗を掲げたのは、1999年の春、3月でした。

つまり、日本で初めての「エサレンマッサージ資格認定コース」を開催したのです。

米国カリフォルニア州にある、エサレン研究所から、

ディーン・マースンとブリィタ・オストロムを招きました。

それから今年は2026年ですから、27年。

私がエサレン研究所で「資格認定コース」を受講したのは、1990年1月ですから、

それから、36年が経過しています。
*その後、日本の「あはき法」に配慮して、

「エサレンボディワーク資格認定コース」と名称を変え、

2007年まで行いました。

そして、さらに心で触れるボディワーク本格コースと名称を変え、

講師を米国から招くことをやめて、自身で教えるようになりました。

思うに我々日本人が、エサレンマッサージ、またはエサレンボディワーク、

というものに惹かれるのは、多分、そのWILD(ワイルド)なところだと思います。

”自由”ということですよね。そして、開放感。

長らく、我々は、自由であっていい、と教育されてきませんでした。

常に周りの人々に配慮し、規則を守り、秩序を重んじる。

自由よりも、それが大切だという価値観は、

今現在多少薄くなってきているかもしれませんが、

まだまだ日本人の中に根深く腰を据えているのではないかと思います。

それに加えて自虐的な歴史観、そして、自虐的な態度が知らずのうちに染み込んでいる、

という感じなのかな、と思うわけです。
 

図らずも、私は、エサレンアプローチを探求する中で、

自分のうちにある自虐に向き合うことになりました。

この私の自虐癖はどこからくるの?という問いです。

その源泉を探ると、父に行き着きます。

昭和一桁生まれの皇国少年だった(と思われる)父は、

終戦の年の春、特攻隊に志願したが、背丈が3寸ばかり低くて、落ちちゃった、

つまり、生き残ったのです。

いつも酒が過ぎ、そのせいで命を短くしたなと私は父のことを思っていますが、

その過ぎたる酒は、生き残った自らの命を自虐していたと思います。

父はまた、酔うと、敗戦後のGHQによる占領下、

自分の手で教科書にスミを塗らされたことも繰り返し語りました。

父が、家族を守るために命をかけようとし、信じた価値観は、全て嘘っぱちだったのだ、

と刷り込まれたのです。
私の心は悔し涙に溢れます。

私のエサレンの師、ブリィータ・オストロムはエサレンアプローチというものは、

アメリカ文化ではない、とかつて語りました。

それは人類へのギフトであると。

しかし、私は今、思うのです、「エサレン」のワイルドさは、アメリカ文化であるなと。

アメリカ文化は歴史が短い、だから、ワイルドなのだ。

私たちは、内面化された自虐から、

そのワイルドさに憧れ、それを自らに取り入れようとするのです。
エサレンアプローチが本当に人類へのギフトであるなら、

それは、ワイルドさの部分ではないと私は今は考えます。

それは、人が人に対する際の身体文化が醸成されているかどうか、

また、長い歴史の中で培われ受け継がれてきた非言語の身体技法があるかどうか、

そういうことが人類へのギフトということではないのかなと思います。

エサレン研究所の創設は、西洋文明の限界や矛盾をいち早く捉え、

だからこそ、そこに東洋の哲学や身体技法を取り入れようと試みたことから

為されたのですから。
 
私自身は”エサレンボディワーク”を日本で探求することを志したわけですが、

図らずも、その結果、ワイルドさとは真逆の、「和のカラダ」に辿り着いた。

そして、私の心をいつでもうっすらと暗く閉じ込めていた自虐”感”というものから、

解放されつつあるのを感じます。

今、私はワイルドではないけれど、

しかしながら確かな、そして静かな自由を感じているのです。




 




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<鎌田麻莉プロフィール>
エサレン®ボディワーク(全身オイルトリートメント)の日本の草分け的存在。1987年単身米国に渡り、それから5年、ニューヨーク市に住む。その間、気功、太極拳、ヨガ、チベット仏教に出会い、西洋文化の中で東洋の哲学と身体技法を学ぶこととなった。また、台湾人鍼医の日本人顧客向け通訳としてアシスタントを務め、同時に経絡・鍼灸・漢方処方を学ぶ。その後、ナチュラル・ヒーリングを志して、1990年1月にカリフォルニア州エサレン研究所の集中トレーニングを終了、同年認定。ボディワーカーとしてのキャリアをスタートさせた。1992年に帰国し、日本でのエサレンボディワークの実践をスタート。 1999年-2007年、日本で初めてエサレン®ボディワーク資格認定コースを主宰。「エサレン」の名を日本に広めた。2008年より、心で触れるボディワークスクールを開校、自身で教え始める。震災をきっかけとして2011年より、エサレンのアプローチを着衣のままで受けることのできる「ゆったり整体」の研究開発に着手、それまでの施術者としての経験を「ゆったりセラピー」としてまとめあげた。2013年、社)ゆったりセラピー協会を設立し、セラピストの育成とともに認定講師の養成に注力し、エサレンメソッドを日本の風土と文化に見合う形での普及に取り組む。和のカラダを提唱する。 現在、岩手県花巻市在住、温泉サロン・リラクセーション水心及び、町中サロン・ゆったりサロン絆で、ゆったり®️セラピスト続行中。スクールも花巻にある。

ゆったりセラピスト・鎌田麻莉のHP
カラダ・最後の砦を守り抜くために
https://kokorodefureru.com/

地球とつながり、心で触れる ゆったりセラピーの学校
https://esalenbodywork.jp/

社)ゆったりセラピー協会
https://bodyworkjp.org/

 

 

 



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