「和のカラダ」ってなあに？

8月 15, 2021

「和のカラダ」ってなあに？

ゆったりセラピー協会の理念の中に


ー「和のカラダ」を探求し実践しますー

という一文があります。


「和のカラダ」ってなあに？

と思う方も多いと思います。

誤解を恐れずに簡単に一言で言うと

「寄りかかることのできるカラダ」ということかもしれません。


ゆったりセラピーの大切な触れ方は

”ただ触れる”と

”寄りかかって触れる”の二つだけ

とゆったりセラピー入門講座ではご案内しています。

そしてその２つの触れ方を実際に行ってもらいます。


”ただ触れる”では、腕や手のひらの力をすっかり抜いて

手のひらの重みを触れるパートナーに感じてもらうような感じです。

言うは易し行うは難し、で

最初は思うように手のひらの力を抜けません。

手のひらや腕、肩に、力が何とは無しに入ってしまうものです。

そしてそのことで、パートナーのカラダの丸みや厚み

暖かさ、弾力、呼吸の動きなどを感じることができなくなってしまうのです。


でも、ここからがスタートです。

ここで自分自身の呼吸とカラダの使い方に気づいて

微細な調整をしていくと、ふんわりと優しく

でもしっかりと

”ただ触れる”ことができるようになっていきます。

これはゆったりセラピー基礎講座で、

練習していくことです。



”寄りかかって触れる”は、

筋肉の走行を手のひらの感覚で捉えて

その方向に自分の軸を合わせて

下半身の力を上半身に伝えて触れる触れ方です。


これは地球の重力を自身のカラダを通して

パートナーに伝えていく、ということでもあります。

重力が十分に働くと

筋肉が自ら本来あるべき位置に戻り

柔軟性とその機能が戻ってきます。

そのガイドをすることが”寄りかかって触れる”なんです。

ゆったりセラピーでは様々な手技を使いますが

どの手技でも

この”ただ触れる”と”寄りかかって触れる”を使います。

 現代人の我々のカラダは往往にして

脚部の深部筋が萎えていて

股関節の動きへの連動が途切れ、

下半身の力が上半身にうまく伝わらない状態になっています。

体幹の筋肉群も十分に使われていません。

その結果、上半身に無駄な力が入り、

柔軟でしなやかな動きができにくくなっています。

また、末端に血流が十分に回らず冷え性気味でもあります。

これは、食べ物の影響も大きいですし、

生活の様式の影響もあります。


つまり、垂れ流される過剰な情報をただ鵜呑みにしていると

知らず知らずのうちに”寄りかかれないカラダ”に

作られていくのです。それが現代社会なのかな、と。

それは何を意味するでしょうか？


それに対して、「和のカラダ」という言葉を

使っていったらいいんじゃないかと私は思っているんですよね。

近代化された、

寄りかかれないカラダに対しての

アンチテーゼ。


私たちのカラダが本来持っている

しなやかさと強靭さ、柔らかさ、つながり、

そして世代を超えて

カラダからカラダへと無意識下に伝えられてきた

カラダそのものの知恵、

重力に沿ったカラダの使い方。


それらを意識化し、施術を学ぶことを通して学び、

施術を行うことを通して伝えていく試み。

それが私がエサレンボディワークを実践し続けて得た

一つの「答え」なのかなぁ。。。

ゆったりセラピストの理念から 
（尚、ゆったりセラピストの理念の全文は以下からご覧いただけます。
 https://bodyworkjp.org/協会理念・概要/   ）

「和のカラダ」を探求し実践します

ゆったりセラピーの触れ方は、「和のカラダ」によって実現されます。和の、とは、統合され調和の取れた、という意味であり、同時に古来の人々がその長い歴史の中で実践し受け継いできた、という意味です。私たちゆったりセラピストは、和のカラダの使い方を学び、探求し、実践します。和のカラダを探求することは、地球とつながり、自分自身とつながり、途切れることなくつながる命の一つとして生きる方法です。

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