カラダを傷めない、ということ

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先日の農的暮らしWSに、

 
農作業、ほぼ初めて、という2人の若い女性が
 
参加してくださいました。
 
その2人に稲刈りガマを持たせ、
 
さあさあ、このよく実ったヒエを刈っておくれ、
 
と のたもうた、鎌田でございます。
 
すると、これがカマが切れないんですわ。
 
カマが悪いかというと、鎌田が使うとザクっと
 
その実ったヒエは簡単に刈れるのよ。
 
どういうことか、というとカマの使い方が
 
なっとらんのでした。
 
というわけで、
 
「これはね、同手同足じゃないとね」と言って
 
さっそくカマの使い方のデモを行ったのでした。
 
腰を落とし、足を肩幅の2倍に開き、
 
同手同足で構え、
 
腕の動きは、腰の動きと連動させながら
 
拮抗させるようにザクっとね。
 
するとヒエは根元から容易に刈り取られていくのだ。
 
 アマランサスの画像のようです
 
わー、すごーいって歓声を浴びて
 
こんなん、当たり前じゃ、と
 
反射的に心の中で思ったのですけど、
 
カマを初めて使う、特に稲刈りガマ
 
という、三日月型の歯がギザギザになったやつって
 
使ったことがない人が多いのかもしれませんね。
 
だって、稲刈りガマだから、
 
稲刈り毎年してますって人ならともかくも
 
今では稲刈りもコンバインですから、
 
たとえ、コメ農家でも今では
 
稲刈りガマもそんなに使わないかも、ですよね。
 
私にとっては稲刈りガマは
 
馴染みのある使い慣れた道具で
 
いろいろなカマの種類がありますが、
 
とりあえずなんでも、
 
草刈りでも草取りでも何かの収穫でも
 
稲刈りガマを使えばなんとかなる
 
農作業のお箸のようなものなんです。
 
米を主食とし、米を育ててきた日本人にとっては長い間
 
馴染みのある道具であったでしょう。
 
そして、そのカマの使い方がカラダを育ててくれてたんだなぁと
 
あたらめて思いました。
 
そして、重要なのは、その使い方の基本が、
 
先ほど言った、
 
腰を落とし、足を肩幅の2倍に開き、
 
同手同足で構え、
 
腕の動きは、腰の動きと連動させながら
 
拮抗させるようにというところ。
 
これって、ゆったりセラピーを学んでいる人にとっては
 
ハイハイって感じ?
 
同手同足は、耳にタコができるほど でしょうし、
 
腕の動きは、腰の動きと連動させながら拮抗させるように
 
というところは、あれっ?て思ったかもですけど、
 
ここは、あんまり言語化していないところかもしれません。
 
でも、いろんな手技をこなしていくなかで
自然と 腕の動きは、腰の動きと連動させながら
拮抗させるように ということは行なっているんです。
 
やらないと手技もうまくいかないってことなんです。
 
つまり、ピンとこない、受け手も触れ手もね。
 
今日のテーマは、カラダを痛めない、ということ でした。
 
何を言いたいかというと
カマを使う時でも、施術の時でも カラダの使い方の基本は同じで
 
しかもそれができているとカラダを傷めないってことなんです。
 
そして、やろうとしていることも同時にうまく上手にできるということ。
カラダを傷めないということと何かを容易に上手にできるってことは
同じライン上にあると私は思います。
 
つまり、カラダの使い方の問題なんだよね。
それを私たちの祖父母はよーく知っていた。
日舞もそうだけど、郷土芸能は特に日常動作のカラダの正しい使い方の練習になっているよねーと感心する鎌田です。
 
私たちは何を失ったのか、
たくさん失ったことはあるけれど、まずは何を取り戻す?ってことなんです。
郷土芸能を習ってもいいけどゆったりセラピーを習って
取り戻すってのもいいと思うよ。


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<鎌田麻莉プロフィール>
エサレン®ボディワーク(全身オイルトリートメント)の日本の草分け的存在。1987年単身米国に渡り、それから5年、ニューヨーク市に住む。その間、気功、太極拳、ヨガ、チベット仏教に出会い、西洋文化の中で東洋の哲学と身体技法を学ぶこととなった。また、台湾人鍼医の日本人顧客向け通訳としてアシスタントを務め、同時に経絡・鍼灸・漢方処方を学ぶ。その後、ナチュラル・ヒーリングを志して、1990年1月にカリフォルニア州エサレン研究所の集中トレーニングを終了、同年認定。ボディワーカーとしてのキャリアをスタートさせた。1992年に帰国し、日本でのエサレンボディワークの実践をスタート。 1999年-2007年、日本で初めてエサレン®ボディワーク資格認定コースを主宰。「エサレン」の名を日本に広めた。2008年より、心で触れるボディワークスクールを開校、自身で教え始める。震災をきっかけとして2011年より、エサレンのアプローチを着衣のままで受けることのできる「ゆったり整体」の研究開発に着手、それまでの施術者としての経験を「ゆったりセラピー」としてまとめあげた。2013年、社)ゆったりセラピー協会を設立し、セラピストの育成とともに認定講師の養成に注力し、エサレンメソッドを日本の風土と文化に見合う形での普及に取り組む。和のカラダを提唱する。 現在、岩手県花巻市在住、温泉サロン・リラクセーション水心及び、町中サロン・ゆったりサロン絆で、ゆったり®️セラピスト続行中。スクールも花巻にある。

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